書くことは楽しかったはずなのに、その行為が辛くてたまらなくなった主人公。仕事と家事はおざなりで、恋人が訪れる週末だけ気合いを入れる。優しい恋人に甘えながらも、自分をさらけ出すのは難しくて。
ヒメジョオンみたいに、どこにでも咲ける強い花になり
たいが閲覧者数に一喜一憂する弱い主人公。書くことを卒業してしまおうと、サイトを退会しTwitterのアカウントも消そうと悩む日々。
ある夜、主人公は恋人に問い詰められる。
「僕をもっと頼って、そしてみくびるな」
エブリスタ妄想コンテスト『卒業』応募作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-12 00:33:55
5778文字
会話率:57%
蟻と蝶の友情物語。前時代的な童話。
キーワード:
最終更新:2018-08-06 01:55:06
1444文字
会話率:23%
憧れの中学生活が始まって、数ヶ月。
引っ越しのせいで学校が遠くなってしまった一年生の少女・芙美は、今日も長い川の土手を自転車で通学します。
日没前に帰るという約束のせいで、誰とも遊べず、ひとりぼっちで帰るだけの道。こんなの、もうイヤだ──そ
う声を上げかけた芙美の身に、その日降りかかった特別な出来事とは。
これは、シリーズ『夕陽の街へ、ようこそ。』の原点となる、何でもない一日に起こった細やかで温かい“はじまり”の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-23 21:00:00
20532文字
会話率:25%