陰陽師家の側室として嫁いできた鹿の子。しかし鹿の子は妖しも家鳴りもみえない、霊力なしだった。側室に不相応だと初夜に御寝所から追い出され、それからずっと、かまどの見張り番。旦那様が与えてくださったお仕事だからと、鹿の子はかまどから離れない。あ
まりに離れないものだから、皆にかまどの嫁と呼ばれるようになった。やがて知る陰陽師家の習わしと己に課せられた使命。向き合いながら、ひたむきに菓子を作り続ける鹿の子。かまどの周りには甘いもん好きの妖しがうろちょろ、うろちょろ。人も神様も砂糖に甘く解かされていく。そんなお話し。
【エンターブレイン様より書籍化しました】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-04 10:00:00
573871文字
会話率:40%
御守戸若葉(みもとわかば)は志を胸に新撰組の入隊試験を受ける。
が、彼が配属されたのは、謎の部隊。零番隊だった!
…いや、零番隊って何?
空猫による、パラレル時代劇的アクションファンタジー!!
最終更新:2010-06-21 09:49:20
16580文字
会話率:44%