私はセミだった。今は竜である。
生まれ変わった私は、遥か遠き異世界の地で、竜としての生を受けた。この世界でたった一匹の、最強の竜として。
なぜ蝉が竜に転生したのかは、私にはわからないが、
あるいは私は、いつか彼女に出会うために再び生を受けた
のかもしれない。
彼女の為ならば、私は何度でも歌おう。力の限り、命の限り。
ミーンミンミンミン ミーンミンミンミン
この小説はARCADIA様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-12 19:00:00
108206文字
会話率:20%