黒部志郎(シロウ)は、運命の女神の導きによって異世界に転移した。
そこで求められたのは、異世界転移時に渡された紅い宝玉の成熟と奉納。
その目標の成就をもって元の世界への帰還と死の運命の回避。
願いを1つ叶えられる事が告げられる。
彼は転移後
、たった一日で無一文となり教会の居候の身となったが、孤児の少女ルネが独り立ちする事を機に共に冒険者となる。
彼らは二人の転移者、鎖使いの如月初華(ハツカ)と炎術師の手塚康哉(コウヤ)を仲間に加え、ある事件を切っ掛けに、お子ちゃまの国と言われる子猫(ケットシー)の国へと向かう事となった。
前作『宝玉の転移者』と世界観を共有した群像物語となっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-03 16:10:51
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会話率:27%