魔法が飛び交い魔物が蔓延る異世界に転生した少女リリ。
そんな異世界では人々が一際怖れる異質な存在、「瘴魔」が跋扈していた。
大好きな家族とともに程々に幸せな生活を送りたい。リリのそんなささやかな願いは、転生時に神が勘違いして授けた「天恵」
によって打ち砕かれる。
リリが授かった天恵は「ウジャトの目」。全てを見通す叡智と癒し・修復・再生の力を持つ神の目と言われる能力である。
え? 私そんな力ないですけど? ただ、人の感情が色付きの靄で見えるだけですけど?
しかし、過去千年の間に現れた「ウジャトの目」を持つ者は、いずれも人知を超えた功績を残しており、リリの天恵を知った貴族や王家は、こぞって彼女を自分のものにしようと動き始め、やがて実力行使に乗り出す。
身の危険を感じたリリは、かつての父の仲間と共に国から逃げ出そうと画策する。
これは、神から仕事を押し付けられた少女が、大陸最強の「瘴魔祓い士」として成長していく物語である。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 18:48:43
668611文字
会話率:59%
異世界転移ものでダークファンタジーと死にゲー要素を煮込み、某会社のパクリギリギリのパロディを基本の味付けに、チート控え目シリアスをひとつまみ。付け合わせに流血表現と負傷描写を贅沢に盛った、なろう風味かつ、王道要素も忘れずに滲ませた一皿でご
ざいます。
仕事から帰り、のんびりと動画サイトの配信を見ながら宅急便の箱を開けた俺は、突然見知らぬ異世界に迷い込んでしまった。醜悪な怪物が跋扈し、薄暗い雰囲気の漂う、どこか既視感を覚えるこの世界は、俺が子供のころに散々遊んだ初めてのゲームかつ死にゲー、カオスチャンピオンにそっくりだった。記憶を頼りに警戒し、死なないように立ち回り、しかし微妙に記憶との食い違いが多いこの世界に疑念を抱きつつ、俺はこの世界で歩みを進める。やがてゲームの通りに混沌の戦士となって超人と化し、現実に帰還する手段を模索していくのだが……というこの一品、味わって頂けましたら幸いです。ご賞味あれ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 17:10:07
58567文字
会話率:22%
2020年東京の初夏。主人公の青柳九龍(あおやぎくろう)は友人のミシェル・M・雨傘(アマガサ)に半ば強引に近頃人気急上昇のゲームアプリ〈八百万〉をインストールさせられる。
そのアプリを通じて様々な人物と出会う九龍だったが、そのアプリの本当の
機能を、彼を含めまだ誰も知らなかった──
以下戯れ言──ゲームアプリがメインの話なのにそのメインが実際に登場するのがやや遅いのととバトルパートを組み込む筈がわりとどうでもいい日常パートが多くなりがちで話が動くのが遅めなのが現場です。──遅いばかりですね(苦笑)
なにげに三人称視点のスタイルで書くのはあまりなかった為に、文章に拙い部分が散見されるかもですが生温かく見ていってください。
どうぞよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-18 12:00:00
219898文字
会話率:56%