その不思議な少年は、この真っ白な本のページを埋めなくてはならない、と言った。
どんな内容が相応しいかすら分からない。それでも俺は、俺に残されたこの命の全てを賭けて、この本に記載されるべき文字の組み合わせを見つけ出さなくてはならない。
その目
は恐ろしいほど苛烈であった。
『商人の日記』 著者不明折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-02 20:09:55
4770文字
会話率:18%
――2030年夏。
突如現れた『食人嗜好者』――いわゆるゾンビによって東京都内は陥落し、感染者は日本中に蔓延する。自衛隊や警察などの組織は壊滅まで追い込まれていた。救助のために出向いていた篠原が所属する小隊もあっけなく壊滅し、運よく生き
残った篠原自身も三日後絶命してしまう。
篠原は絶命の前日で意識を覚醒する。どうやら死んだのは夢ではなかったらしく――
『死に戻り』という特性を手にいれた自衛隊官の篠原は、時に仲間を増やし、時に人間と争い、時にゾンビに襲われながらも、終焉を迎えた世界のなかを必死に生きていく。
注意:チートやハーレム、無双、主人公最強などといった要素はあまり含まれません。合わない人はブラウザバックを推奨します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-10 18:21:45
10385文字
会話率:22%