目覚めると、そこは果てしなく白い空間だった。記憶を失った青年、篠原陽介の目の前には、不思議な輝きを放つ水晶玉が一つ。彼は突然告げられる――「君はダンジョンデザイナーだ」と。
与えられた役目は、侵入者を試し、感情を揺さぶる迷宮を作り上げるこ
と。だが、それは単なる娯楽のためではない。ダンジョンの存在は人類の成長を促し、やがて訪れる“何か”に備えるための試練だった。
どんな地形もモンスターも、陽介の手の中で自由に創造される。果てしない草原、潜む湖、謎に満ちた洞窟――陽介は迷宮を通じて、自分の役目と、この世界の真実を少しずつ知ることになる。
だが、記憶を失った彼はなぜ、そして誰の意図でこの役目を担うことになったのか。試練を与える創造者としての使命を果たしながら、彼はその謎を追い求める。
無限の可能性が広がるダンジョンと、隠された真実。彼の創造が、この世界の未来を変える鍵となる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 18:00:00
4113文字
会話率:57%
剣と魔法と魔物の世界に住む“異世界同士をつなげる魔法”の使い手にして、大の日本びいきである“ダンジョンデザイナー”こと魔女ミヤの魔法により、突如、異世界に召喚された沙々木充青年。戸惑う彼を待ち受けていたのは、勇者の活躍により平和になって久し
い世界と、その勇者が唯一打倒できなかった異世界最強の魔女の歓迎であった。そして、そこから彼の非日常に彩られた日常生活が始まる。
今週は魔物の毛刈りのバイトを。
来週は魔法学のアシスタントを。
――そして休日には、彼女の日本観光の先導を。
※この作品は「カクヨム」に掲載したものを微調整して掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-16 09:00:00
319669文字
会話率:29%