医療が発達したケスマン国第二王女のサツキには美しい姉がいた。姉の美貌に誰もが虜になった。幼い頃のサツキはそれが気に入らなかった。しかし、サツキが致死率の高い病で生死の境目を彷徨っていると姉の温かい手がサツキの手を握った。感染リスクの危険が
高いのに自分の手を握ってくれた事が嬉しかった。以来サツキは姉が大好きになった。
姉には隣国の第三王子の婚約者がいる。サツキは姉の婚約者を兄の様に慕っていた。サツキは姉とその婚約者の為なら戦う事も辞さない構えだ。存在感が薄いサツキは暗殺者に向いているらしい。着々と暗殺者への道を歩むサツキであった。
これは好き放題する姉(聖女)に振り回される妹と、兄(正義のヒーロー)と次兄(チャラ男)に命を狙われる弟の恋物語である。(※予定です)
登場人物が第17部分に載せてあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-13 18:26:22
53282文字
会話率:43%