才能ゼロで出来損ないと呼ばれていたサキュバス、シオン・グレイスはひょんなことから【神の魔導戦士】と呼ばれる、グレン・ラヴォスチナ(無職)の窮地を救う。
プライドがとても高いグレンだったが、この時ばかりは恩を感じると同時にシオンの魅力にやら
れてしまい、動揺して(意図しつつも)【誓約】の魔導をシオンと交わしてしまったのだ。
すかさずシオンはグレンに願う。それはただ一つだけの願い。『魔導戦士になりたい』という純粋なものだった。
命を賭けてそれを叶えるべく世界最強の魔導戦士であるグレンは奔走することになるのだが……。
その弟子への愛が重すぎて、総てを伝授されたシオンにはかつての魔王以上の実力が!?
――「大変だ! 魔導学院がまるごと蒸発したぁあああ!?」「大丈夫。それ、俺の弟子だからすぐに直せるよ」――
全てにおいて規格外なサキュバス魔導戦士が爆誕する!!
「……私、何かした?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-08 20:00:00
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会話率:26%