大学生になったばかりの侑哉は、一人でラノベを読むのが好きで、真面目だが少々人付き合いが苦手。大学近くにある伯父の古書店を手伝うことになり、そこの常連、花子と出会う。ラノベのヒロインのようなピンクのツインテールとセーラー服姿が似合う花子は、秋
葉原のコスプレカフェでバイトをしている。花子は帰国子女で一見社交的だが、高校に馴染めず中退しているのだ。侑哉は、花子やその友達、大学の友人らとともに旅行をしたり、イベントに参加したり、少しずつ交友関係を広げながら楽しい日々を送る。そんなある日、花子は父親が住む海外へ行ってしまうことに… まだ見えない将来を模索しながら日々過ごす若者たち、またそれを見守る大人や家族、それぞれの暮らしや交流を描いた青春群像劇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-23 20:04:04
88516文字
会話率:48%
『ヒメセバ物語』
「あらすじ」
妻と離婚し、脱サラして小さなカウンターバーを営む主人の元に、ある日突然現れたやさぐれた女の子。飲みながら泣き出し、しまいにはそのまま寝てしまったので、心配になり、しばらくお店で働いてみないかと誘って
みると、彼女は目を輝かせた。しばらくは楽しんで働いているようだったが、ある日突然彼女は姿を消す。その女の子が残していったノートには、バーに来る前、何があったかが、書かれていた。
三十歳を目前に控えた主人公畑中祥子は、付き合っていた恋人に裏切られ、住む家も失い、ホームレス生活をしていたところ、勧誘されたコスプレカフェ&バー『エンジェルキャット』で羅夢というコスプレネームで働くことになったが、そこにお客としてやって来たチビ、デブ、ハゲの三十苦(ダサメガネで四十苦?)を背負った彼――のちに、親友曰く、あまりにも祥子(羅夢)に忠実で尽くすために「執事のセバスチャン」のようだという由来で、おセバと命名され、祥子もいつしかそう呼ぶようになる―――に出会い、運命的なものを感じる。彼も熱心にカフェに通ってくれるようになり、時間をかけて徐々に仲良くなる。
メールでの細やかなやり取りや、半径一メートル半以内には近づかないようなデートを繰り返し、やがて一緒に暮らすようになるが、祥子はその彼、おセバから「プリンセスキャットさま」と呼ばれ、今までないくらいの惜しみない愛情を受ける。
しかし、祥子には過去にやましいこと(風俗嬢経験)などがあり、愛情ゆえに彼に秘密を持っていることで自分を責め、おセバの強力な母親から結婚を反対されたことなどもあり、心の弱さからアルコールにも依存してしまうが、実はおセバにも秘密があり・・・。
ある日、おセバが出張中の間に、その秘密(ロリもの含めたオタク物収集)を知ってしまった祥子は絶望して、なんとか自分を取り戻し、以前のように彼を見れるよう努力しようとするが、ショックが大きく、なかなか立ち直ることができない。
それでも彼への愛情を確認し、彼の元に戻るが、その後もおセバのある種の病気とも取れなくはないオタク行動は繰り返される。どころか、エスカレートしていく。でも、実は祥子にも最大の秘密があり・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-24 14:29:31
82164文字
会話率:34%
俺の名前は肥後拓馬、ごく普通の高校生なんだがオタクの親友ノブと一緒にコスプレカフェに行くことになってしまう。
だがそこで俺は運命的な出会いをする。それは一回あったことがあるような女の子だった。
だが彼女には秘密があるようだ。そんな俺の初恋。
最終更新:2012-03-04 11:51:07
15766文字
会話率:44%