『ゲームが存在しているのは、人の直感を高めるため』
ゲーム極めから占い師になった例を知ってから、中学二年になった主人公、林羽美はどうしてもゲームが欲しかった。ところが、主人公の学校は必死に人生を打ち磨く者が少ないどころか、自分にはゲー
ムを手に入れるだけのツテもお金もなかったのだ。そこに現れる、昔虐めから救ってくれた留年プロゲーマー、河瀬川飛塚が一番流行りのゲーム『パッケージシングレス』を、自分はゲームはもうたくさんだと言い、羽美にすべて渡してしまう。
「ゲームを渡してくれたのは嬉しいけど、占い師になる道がある!!」
埜結の言葉により、葉月は目を覚ます。ゲーム機は葉月の懐から出し、ゲームの世界に連れてくれた埜結への恩を忘れないため、私達は戦った。そして私たちは、最後、占い師としての宿命を辿ることになる。
―――人は理想が高いだけで、すでに幸福や幸運を自分達が持っていることに、気付いていない―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-03 09:18:34
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