待ちに待った演奏会の日です。
本日は何方でしょうか? オルガン? それともチェンバロ?
あぁ……お一つ勘違いを。本日は特別な歌謡の音楽会。
このホールは、どうしてこんなにも在りし日を連想させるのでしょう?
注意事項1
起承転結はありません
。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
幻想奇譚、念願の音楽会。
此処で歌った事も、演奏した事もないのに、どうしてこんなにも懐かしいのでしょう。
何時だって、奏楽堂は素敵なものですね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-14 14:03:01
1043文字
会話率:0%
全10話 6月17日(日)まで毎日19時更新!!(予定)
「ねぇ、梨世。僕達は出逢わないほうがよかったかもね」
うららかな春の太陽が、地平線へと沈む前の夕暮れ。
差し込む西日がショーウィンドウの水槽を通り抜けて、深海のような揺らぎの空間
を作っていた。
その中で眠る彼女は、キャラメル色の髪をした人魚姫だった。
「ねぇ、朋弥。私達、付き合わなければよかったね」
物静かでクラゲが好きなだけの面白味のない男子大学生、椋木朋弥(くらきともや)はある日、バイト先で泣きながら眠る彼女に出会う。
『そうすれば、こんなにも辛い思いをしなかったかもしれない』
恋愛に依存している女子大生、鹿山梨世(かやまりせ)が出会ったのは到底出会うはずのなかった根暗でメガネの真面目大学生の彼。
それぞれの人生の脇役にいるような、そこに何かが産まれるなんて思いもしなかった、
僕と君の、私とアナタの、物語。
*この物語はフィクションです。 作中に未成年者の飲酒、喫煙、援助交際など違法行為がありますが、 決して真似しないで下さい。
登場人物、団体名は全て架空のものです。実在の人物、団体とは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-17 19:00:00
110306文字
会話率:52%
賑やかさから少し離れた路地裏。
そこにその店はある。
キャラメル色の外装に、白い屋根。
こじんまりとした店内には四組の机。
窓枠には曖昧な微笑を浮かべた白磁人形が腰掛けていて、その隣でアンティーク調のオルゴールが回り続けている。
『洋食屋
コッペリア』
今日も、澄んだドアベルが来客を告げる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-21 23:22:19
8864文字
会話率:73%
いい奴さ、このコ(笑)
最終更新:2011-08-25 10:48:28
375文字
会話率:0%