いきなりだが、部屋ごと異世界転移した。
部屋に特殊能力なんてついてない。
とうぜん水も電気もない。
カセットコンロはあったのでご飯は炊けた。
だが、減っていく食料。
遂に俺は安全な部屋を出て異世界に飛び出す事になった。
まあそれは問題ない。
問題は何も食材が無いと思って放置していた冷蔵庫だ。
開けた瞬間立ち込める臭気。
やばい。
何か入ってたっけ。
ああ、そうだ。
大家さんからの差し入れの煮物が入ってた。
嘘だ!
放置した煮物が蠢いている。
クリーチャーが生まれている!
おいおい、勘弁してくれよ。
異世界やばい。
「ぷきゅ」
何だこの可愛い声は?
こいつ人に馴れたりするのかな。
チートなクリーチャーと俺の冒険が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-22 17:11:10
1446文字
会話率:11%
電撃大賞2次落選したのでこちらにアップ。感想お待ちしてます。
カクヨムにもアップしています。
【あらすじ】
兎田駆のクラスには春原桜太と、幼馴染の夏野花火と、冬野原雪という春原と子供の頃結婚の約束をした転校生がいて、クラスではその話題で
持ち切りだったが兎田は別のことで頭が一杯だった。
前の休みに兎田の父親が結婚式の二次会でカセットコンロを当てて帰ってきたが、家には同じ物があった。兎田は『ご自由にどうぞ』という紙を貼り、家の前に置いた。
翌日、カセットコンロを持って行く人を目撃する。それは隣の席の大鷲空子だった……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-25 11:46:16
15020文字
会話率:63%