奇跡なんて起こらないと信じられていたその時代のその世界。
第十次世界大戦時、核兵器に優る新兵器の有害物質や未知物質など戦争の副作用により世界は歪み、歪みからカオス空間と後に呼称される異次元がうまれた。
世界は変革した。
原理と物理法則。
環境が変革した変革後の世界。 そこは何かが本来の現実世界とは違っていた。
全ての因子は変革にある。現れたカオス空間と歪みからやってきた使者。
変革を産んだ混沌の使者は歪みが開くとやってきて腹がいっぱいになるまでこの世界の住民を食うと満足して帰っていく。
今のところ他に奴らを退却させるには倒すか定期的に餌を与えるしかないが倒すには多大な犠牲が必要だった。
故に餌【高い知能を有した生命】の確保と戦力強化に世界が奪い合い殺し合いをしている。
変革後も戦争は終わらない。
そんな世界の空の下、一人の男が乱立する高層ビル群を縫う様に空を逃げている。
彼の名前はノーネーム。記憶があるのにあえて名無しを称する彼には事情がある。
主に殺しを仕事でする彼だが、本職は便利屋である。 殺しは単なる趣味だった。
イレギュラーとインビジブルの異能を持つ彼は今日も稼業に奮闘し逃亡劇を繰り広げていたが、仕事先のビルの屋上で逃げていた少女と出会った。
少女は男に仕事を依頼する。 私を連れて逃げてくださいと。
後々彼女は変革後の世界の戦争を終わらせる鍵として追われていると話す。
ノーネームはハンググライダーをつけ少女を連れてビルから飛んだ。
インビジブルで姿を消して、誰にも悟られずに自由に空を逃げる。
何らかの鳥の霊を宿した変革前の記憶を持つ天下無敵の殺し屋自由人×記憶を持たないが感情の豊かな少女ミルミによる、自由を求める悲喜交々爽快痛快逃亡劇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-31 04:37:01
14212文字
会話率:33%
コメディカンフーものです。
ツッコミ不在だとかなりのカオス空間になりますね
最終更新:2014-04-17 20:09:24
4160文字
会話率:51%
これは感情の壊れた青年の話。能力とかは異世界、異能力仕様です。あ、やっぱ違った。異世界でドゥンドゥン支配?する話。
最終更新:2013-07-01 07:11:29
4048文字
会話率:61%