外江洋史(とのえひろふみ)は高校一年生の男子。自閉スペクトラム症で人とうまくコミュニケーションが取れない。自動車などの構造に興味を持っており工業高校に進学。学校の先生からもらったチラシを頼りに、“競技レッグホバー”と呼ばれるホバークラフトを
発展させた乗り物の競技を観戦、興味を募らせていく。
やがて学校にもレッグホバー同好会が発足、同好会はある目的のもと、高校生部門大会で優勝を目指すことになる。洋史はレッグホバーに搭載される砲撃機構の研究開発を任され、試合ではその砲手も担当するようになる。
ASDのためにコミュニケーションが上手く取れない洋史は様々な葛藤の中、少しづつ“人を信頼することの意味と大切さ”を知っていく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-17 23:24:57
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会話率:35%