今日はバレンタインデー。
日頃から私、秋津島希のことを大好きと言ってくれる2つ下の後輩、葦原幻くん。
私は今日、そんな彼にチョコをあげようと思ってる。
普通のじゃないよ。
私の唾液と超強力なおクスリをたっぷり混ぜたやつ。
試しに食べて
もらったパパなんか、ママと1週間は寝室からほとんど出てこれなくなるくらいには強力だったからね。
効果はお墨付きだよっ。
このチョコで幻くんには理性を吹き飛ばしてもらって、嫌がる演技をする私を無理矢理に襲ってもらって、一生罪悪感と責任感を背負って私の側にい続けてもらうんだから!
※小説家になろう様、カクヨム様で同時に投稿させていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-18 05:00:00
13831文字
会話率:35%
バレンタイン当日。
渾身の出来になった逆チョコを渡そうとウキウキした気持ちで歩いていると、よく見知った2人が仲良さそうに腕を組んでホテルに入っていく場面に遭遇してしまった。
ばっちり目が合って、空気が固まる。
「これは違うの!」なんてド
ラマや小説でしか聞くことはないフレーズだと思ってた。
チャラ男が寝取り宣言みたいなことをするのは物語の中だけだと思ってた。
幸せだけに溢れた1日に、なるはずだったのに......。
※基本的に気分のいい話ではありませんので、ご注意ください。
※小説家になろう様、カクヨム様で同時に投稿させていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-15 19:00:00
10728文字
会話率:49%
俺こと普式八束は、何の因果か異世界に召喚された。
召喚した教会の人たちは俺に聖剣を持たせ、仲間とともに魔王を倒してくれと頼んでくる。
しかしその仲間というのが曲者ぞろいで、どこかズレてる奴らばかり。
さらに言えば教皇様は狂信者だし、
敵はあぶねー奴ばっかだし、現地の軍隊はあんまり役に立たないし、聖剣もなんか微妙だし。
俺の前途は明らかに多難で、非常な困難が次々振ってくる。
何とかしなければ死にかねないので、現状がどうあれ努力しなければならないのはわかっている。
しかし同時に、あまりの理不尽さに思わず愚痴が漏れてしまう。
まったく……この異世界には、イカレたやつらが多すぎる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-08 20:16:27
25957文字
会話率:34%