日本には、大きく2つの大財閥がある。
「伊勢谷財閥」
そして、
「月瀬財閥」ー。
2つの財閥は、古くから歴史ある一族で、戦国の世から武将として、今では財閥としていつの時代も睨み合い、競って来た。
月瀬財閥の社長には2人の息子がいた。
「月瀬
零」
「月瀬 朔弥」
兄である零は、成績優秀、文武両道で穏やかな性格だった。次期社長に相応しいとされ、非の打ち所のない男だった。
一方で弟の朔弥は、女癖が悪くいつでも遊んでいるような、兄とは正反対の性格だった。
そんな兄弟を、世間は
「優秀な兄とろくでなしの弟」
と言った。
主人公の千夜璃は、そんな2人の幼なじみ。
千夜璃は、ろくでなしに恋をする。
ろくでなしの朔弥に隠された想いとは…?
この作品は「アルファ小説投稿」と「ノベルバ」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-01 22:08:36
19156文字
会話率:31%