ある夏の夜、久しぶりに再会した親友と、ジャスミンの花を見に行く夢を見た。
甘く香る、その幻想的な夢は、一体何を意味していたのか——。
36歳の超鈍感なサラリーマン・透が、忙しない日々の中で、無自覚な恋心に気が付くお話。そしてもう一人、そんな
透に密かに想いを寄せる、年下の後輩の姿も。
初めて書いたBL小説です。習作ではありますが、読後にじわりと余韻(というか悶え)が残る、夏向けの作品に仕上げました。
※18禁のエロ描写はありませんが、静かに刺さる感情にご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-07 07:00:00
5174文字
会話率:31%