吉澤という男は、隣人宛の郵便物を“面倒だから”と放置した。
それ以来、自分のポストには何も届かなくなり、代わりに見知らぬ手紙が部屋に現れ始める。
──誰にも書かれていないはずの、けれど自分に向けられたような言葉たち。
ある日、失くしたはず
の封筒の代わりに届いたのは、
「あなたが、ちゃんと届くと信じなかっただけです」というひと言。
それは、投函されなかった手紙がくれた、ささやかな“気づき”だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 23:29:20
800文字
会話率:11%
これといって接点のなかった彼女のその肩には、俺にだけ見える黒猫がいた。
最終更新:2016-06-26 21:05:16
2062文字
会話率:40%
大切なものを奪われた少女と、彼女を助けたいとあるモノのお話。あるいは、シュークリームと約束の物語。
最終更新:2014-07-06 22:29:34
7868文字
会話率:7%
海の底で生まれた俺は、複数の死んだ人間からなる怨霊的存在。ワカメみたく漂っている俺のところへ、白ビキニの女の子がダイビングしてきた。彼女の名前はルリ、どうやら捜し物をしているらしい……?
ほんの少しグロ。
最終更新:2011-11-26 00:00:00
10880文字
会話率:19%