【8月2日、アイリスNEO様より書籍発売しました】
王女を連れ去った吸血鬼は、吸血鬼の国の非情な王だった。
国で存在がないかのように城の隅の隅で暗く静かに過ごしている第六王女のビアンカ。王位継承云々であえて消されるほどの存在感もなく
このまま忘れられて過ごしていくのかと思われた、そんなある日、吸血鬼が国を襲いあっという間に城を制圧してしまった。城の隅の隅にいたビアンカも王女と知れて引っ立てられて大広間に。
その場所で人は持たない色の目に捉えられて、ビアンカの人生は転がりはじめる。
「これを連れて帰るぞ」――末の王女が一人連れ去られた先は吸血鬼の治める国。左右前後どこを見てもどこを歩いてもいるのは吸血鬼、な状況に王女が隅っこに収まりながら吸血鬼の王様に小動物みたいに扱われる話でもあり、無自覚な吸血鬼の王様が無意識に囲いこむ話でもある。
※後半にいくにつれ前半には希薄な一部のタグが機能していきます
※なお吸血鬼の設定は独自のものです
※第八回一迅社文庫アイリス恋愛ファンタジー大賞にて金賞をいただきました。ありがとうございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-01 22:30:08
278011文字
会話率:34%
世にVRMMOの存在が実現されて3年。
最初のVR用のゲーム機を開発した光崎蓮真が、新たなVRMMO《ORIGIN TALE ONLINE》をSOMY社を通して発売させた。
今までのVRMMO最高の自由度を誇るとされるそのゲームは、剣と魔法
ファンタジーからSF系科学技術まであり、無限の可能性を秘めているゲームだと言われてる。
光崎蓮真の息子、光崎明日斗は誕生日にそのゲームを貰ったので、早速プレイしてみる。そして生産スキルで作った兵器を使って敵を蒸発させたり、真っ二つに切断したり、爆発させたりする話。
不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-10 15:32:25
69949文字
会話率:34%