時は江戸時代。
日本中を荒らし回っていた『あやかし』たちは既に強い退魔師によってあらかた退治されたと言われ、人々は恐怖に怯えることなく平和に暮らしていた。
妖怪退治の名門一族の末っ子『雪風音丸』は十五になった。一族には十五になった者は修
行の旅に出る掟がある。
もう日本にはへっぽこ妖怪しか残ってはいないと聞くが、音丸は颯爽と旅に出る。音丸も『へっぽこ丸』と呼ばれるほどのへっぽこなのだ。ちょうどいいと言えた。
あ。ちなみに音丸は女の子である。
妹思いの兄たちはそれぞれ心配して、彼女の初めての修行の旅を見守る。
もしかしたらどこかにまだ強大な『あやかし』が潜んでいるかもしれぬという不安を胸に。
※難しいことは何も考えてない、かわいい時代劇アクションです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-20 07:02:12
111483文字
会話率:46%
俺は死んだ。
天空からお呼ばれされているが、義妹の今後が気になって仕方ない。
なにしろ無感動、無気力で十文字以上の言葉さえ話さない妹だ。
俺が頑張っているのに妹は「自分が死霊使い」だと誤解をし、心配で心配で仕方ないのでつい守ってしまう。は
やく成仏したいから心配をかけさせないでくださいよイヅミさん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-22 12:17:40
9382文字
会話率:12%