「心霊スポットに悪ふざけで行くな――」というのはよくある警告だが、心霊スポットに行く最たる理由が“悪ふざけ”でないはずがない。
そして“悪ふざけ”をするのは“いい子”ではない。
大人の言うことを聞かずに心霊スポットに行くのも、いかがわ
しい呪いの儀式を実践するのも、その結果怪奇現象に見舞われるのも、“悪い子”と相場が決まっている。
だというのに『青少年』という大きな括りで呼んであやふやにし、あまつさえ『怪奇現象の被害から護る』とかこつけて、その実、自らが悪ふざけに興じるために発足されたのが【怪奇現象の被害から青少年を護る会】――略称【怪会】である。
【怪会】は動画配信サイトを中心に精力的に活動報告を行っていたが、ある事件をきっかけにユーザーアカウントが削除されることになる。
メンバーが死んだのだ。
これは【怪会】の終わりに起こった、ある殺人事件にまつわる物語である。
※本作で扱っている『ひとりかくれんぼ』については、手順・詳細をぼかして表現しています。
※本作の登場人物が行うすべての行為(悪ふざけ・肝試し・心霊スポット巡り・上記の降霊術など)を、推奨する意図はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-22 00:05:51
79155文字
会話率:20%
主人公は小学三年生の時、双子の姉と「ふたりかくれんぼ」という遊びをするが、それが原因で双子の姉が神隠しに遭ってしまう。
中学一年になった主人公は双子の姉と再会する方法を思い付くが、はたしてその結末は――――
※怖さの程度は「ライトホラー
」を目指しました。ほどほどの怖さなので安心してお読みください。まったく怖くない場合には、大変申し訳ありません、作者の技量不足ですm(__)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-04 12:30:10
9701文字
会話率:24%