あの日の赤いキャンディをさがしてる。
最終更新:2023-06-14 07:00:00
422文字
会話率:0%
魔法のひきだしと魔法の宝石箱を通して交わされる、二人の少女の手紙。
この作品は、pixiv・カクヨム・エブリスタ・セリバンテス・writoneにも掲載しています。
最終更新:2020-11-05 00:23:13
18842文字
会話率:0%
作者のつぶやきみたいなものです。
日常のちょっしたことや思いついたことなどを書いていきます。
*基本一話完結
*短い
*所々意味不明かも
最終更新:2015-12-01 18:40:09
1291文字
会話率:4%
友人に頼み込まれ、「私」は夜の廃病院へ忍び込むことになった。
彼女が捜しているものを求めて院長室へ向かう二人を、怪異が襲う。
友人の本当の探し物と、廃病院に閉じ込められていた「何か」の正体を知る時、廃病院で起きたことの真実が――。
ホラーサイト「怖話」へ投稿したものの修正版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-01 19:58:54
8198文字
会話率:23%
もう終わった話ではあるが、映子と樹里亜にはそれぞれの形で混野との間に私生活上の関係をとりむすんでいた時期があった。そのころ混野の気性はいまよりも荒く、なにものかに追われているかのような深刻さがたえず表情のなかにあり、神経過敏にしておよそ心安
まる暇などないといった具合のものだったのだけれど、よくこのような人間のみが放つような独特の香気に彼もまたみちていて、おそろしいがゆえになにか人の心を痲酔させるようなところがあったのである。かれらはともに愛し合い、またそれ以上に烈しく憎み合っていた。――それらは終わった。彼は樹里亜との疑似相互所有契約において観念的な合一を志向しながらも、その余剰物であるところの肉体的奔逸を映子の身体に向けていたことについて、そうするしかなかったと後に語った。
嵐のような烈しさが過ぎ去り、日々が平穏をとりもどしていくころになると、森のひきだしの奥深くにしまわれている湖のさざなみにも等しくなったかれらの関係性には「元」という接頭辞がもたらされた、それはかれら自身の外から降ってきて付け加わる一種の前科であり、不本意とするところといえども、そういう烙印が世間に存在するかぎり、かれらもそれについて無自覚であるわけにはいかなかった、その様子はどこかパントマイム役者にも似ていて、実体をもたない関係について芝居のようなものを演じなければならないのだが、実体をもたないがゆえに、おのおの喜劇と化してしまうのである。以前の楚々とした自己像にますます固執するようになった樹里亜は、彼女とは逆に、もはや存在理由のなくなった演劇部をみずから性的混乱に陥れて潰そうとした映子のことを憂えていた。だが映子は映子で、樹里亜がちゃっかり中世の修道女のまねごとのようなことをしているのを見抜いている。そして混野は彼女たちがつくりだすとともにそこへ落ちてゆくところの空洞そのものだった。それは充分な後処理のされなかった火鉢にも似て、消し炭がなお底のほうでしずかな熱をもっている。
(「frozen chameleon in the love」パラレルワールド後日譚かつ、独立した短編)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-14 06:04:01
11787文字
会話率:50%