私の幼馴染(香我美)には変わった趣味があった。
行った先できれいなものを拾っては家に持ち帰り、それで生き物を作り、部屋の水槽で飼っていた。
きちんと水を張って、酸素ボンベを動かし、定期的に掃除までしていた。
砂浜で拾った丸くなったガラスに
、鏡の欠片、割れたビー玉_____
勉強机の白いライトがそれらに反射して本当にきれいだった。
いつだったか触ろうとして怪我をして、彼女の家には上がれなくなって遊ばなくなった。
雨の日の学校の帰り道で通り過ぎる車のライトが、道路にはぜる雨粒が、彼女のカバンのアクセサリーが、点滅するイルミネーションが・・・。
信号待ちをしていた私と香我美に車が突っ込んできて、一瞬で目の前のものがあちこちに弾け飛んだ。あまりにも美しい景色に、水槽の中から彼女が作った魚が飛び出して私に嚙みついたのを思い出した。
怖くはなかった。
あまりにも美しかったから_____折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2021-12-14 12:44:00
664文字
会話率:39%
〜魔法は使えないけど爆散なら出来ますわよ〜
誰もが魔法を使える世界で魔法を使えない貴族令嬢。
この世界では、使えるようになる魔法の難易度に応じて、魔法を使えるようになる年齢も変わる。
高位の魔法ほど、その発現が遅くなる。
ゆえに魔法を使え
ない貴族令嬢は己の希望に関わらず、王子の婚約者とされてしまう。
誰もが魔法を使えるがゆえに、きっといずれ高位魔法を発現するのだろうと。
だが、たまたま発現させた彼女の能力は物を破裂させる能力であった。
それは魔法とは余りにも理が違う能力であり、魔法と呼べるものでは無かった。
彼女はその能力を隠し、無能令嬢として暮らしていく。
そして、王子からの断罪、婚約破棄。その後、幽閉された牢屋からの脱走の最中に王子に能力を使っている所を目撃されるのであった。
魔法が使えるならば、と復縁を迫る王子に対して彼女は拒絶を繰り返す。
だって趣味の冒険方が楽しいですから!王妃教育とかお断りします!庶民最高!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-01 07:00:00
8378文字
会話率:47%
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。年越しの夜に、神社にパチパチはぜる、年越しの火。
最終更新:2019-01-01 00:04:17
1100文字
会話率:0%