資金源……じゃなくて婚約者に浮気されてた挙句婚約破棄されたら、幼馴染兼親友と婚約することになったんだが……えっ。お前わたしが初恋相手だったの??
最終更新:2023-05-09 23:05:33
25445文字
会話率:31%
フルバート侯爵家長女、アロナ・フルバートは、婚約者である国の第三王子ルーファス・ダオ・アルフォンソのことを心から愛していた。
両親からの厳しすぎる教育を受け、愛情など知らずに育ったアロナは、優しく穏やかなルーファスを心の拠り所にしていた。
彼の為ならば、全て耐えられる。
愛する人と結婚することが出来る自分は、世界一の幸せ者だと、そう信じていた。
しかしそれは“ある存在”により叶わぬ夢と散り、彼女はその命すら失ってしまった。
はずだったのだが、どういうわけかもう三度も同じことを繰り返していた。四度目こそは、死亡を回避しルーファスと幸せに。そう願っていた彼女は、そのルーファスこそが諸悪の根源だったと知り、激しい憎悪に囚われ…ることはなかった。
愛した人は、クズだった。それでも確かに、愛していたから。その思いすら捨ててしまったら、自分には何も残らなくなる。だから、恨むことはしない。
けれど、流石にもう死を繰り返したくはない。ルーファスと離れなければ、死亡エンドを回避できない。
そう考えたアロナは、四度目の人生で初めて以前とは違う方向に行動を移したのだった。
「辺境伯様。私と契約、致しませんか?」
そう口にした瞬間から、彼女の運命は大きく変わりはじめた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-26 18:55:42
144441文字
会話率:43%
姉上は心底分からないと言わんばかりに首を傾げた。目の前の自身の夫とその浮気相手に向かって。
これはちょっとだけ過激で大分傲慢な『一途さ』を持つ姉上の離婚話。
※R15は保険
※ちょっとざまぁ?
※不妊描写があります
最終更新:2022-08-24 14:01:16
13976文字
会話率:69%