侯爵令息のオリヴァーは代わり映えのしない毎日に飽きていた。
飽和した毎日の中、鮮烈な印象を残したのはブリュンヒルデ・フォン・クルーガー伯爵令嬢。
妹の親友だと紹介された伯爵令嬢の生態を観察するうちに、自分の心がどこを向いているのかに気が付く
。
彼女はいつの間にか、彼の心を掴んでいた。
なのに彼女は自分から逃げようとする。するりするりと掴ませない。これは、本気出して彼女の人生ごと捕まえなければならない!
その為にすべきことは? オリヴァーの本気をみせるときが来た!
※シャティエル王国シリーズ、5作目。
※シリーズ4『お姉さまは酷いずるいと言い続け、王子様に引き取られた自称・妹なんて知らない』
でちょい役だったオリヴァー視点のお話です。
※このお話はアルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-09 12:00:00
107541文字
会話率:32%