――まったく信じられない展開だ!
わたしは「とある超大国」の大統領だったはずなのに、目が覚めたらゴージャスなドレスを纏った悪役令嬢になっていた。頭にはど派手な縦ロールが鎮座し、鏡をのぞけばキラキラの瞳と抜群のプロポーション。でも、口を開け
ば中身はかつて国を動かしていた男。こんなの、どう考えてもミスマッチではないか。前世と今世のギャップがすごすぎて、しばらくは「最高にクレイジーだ!」と心の中で叫びまくったものだ。
だが、どんなトンデモ事態であっても、わたしはへこたれたりしない。なぜなら「とある超大国」のトップとして活躍していた頃、無茶苦茶な状況を力技でねじ伏せてきた実績が山ほどあるのだ。世界経済を揺るがす交渉も、予算を巨大に膨らませる軍拡も、わたしの豪腕ひとつでゴリゴリ推し進めてきた。例え転生して悪役令嬢になろうと、わたしの心意気は変わらない。名づけて“Make Kingdom Great Again”だ!
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 15:35:19
5016文字
会話率:35%
更年期を迎えた五十路でも、モテるというお話です。ww
最終更新:2023-10-24 12:12:42
2429文字
会話率:0%