ある日、突然「お前の様な女とは婚約破棄だ」と銘打たれた下手くそな封書が届き、憤るメイリル。短気な彼女は事の真相を確かめるべく、その手紙を送ってきた婚約者であるラドルのもとへと乗り込もうとする。が、それを見ていた憲兵らに取り押さえられてしまう
。偶然知人のマルクスという憲兵がいた為に大事には至らなかったが、腹の虫が治らないメイリルは手紙の件をマルクスに託した。数日後、マルクスがやってきて、全ての理由が明らかになる。超絶下手くそな字で書かれた「婚約破棄」の真相とは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-11 14:33:09
7029文字
会話率:57%