「描く」という言葉が失われ、あらゆる創作物がAIによって出力される世界。一人のAI画像生成師が本物の絵描きと出会う。彼に案内された秘密基地で、筆を使って絵を描く方法を教わり、心の奥へ封印した創作への喜びを取り戻す。そこへ、生成AIに学習させ
るための絵に飢えた「絵師狩り」がやって来る。
※2023年6月3日 01:42に別名義でpixiv「さなコン3」に応募した作品を加筆修正して投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 18:25:48
9726文字
会話率:50%
『日本SF作家クラブ主催・さなコン3 一次通過作』
共通書き出し「チャンスは残り三回です」どこか楽しげに声は告げた。で、はじまる(pixiv文字数)一万文字以内という縛りがあるコンテストです。
二次選考者からいただいたフィードバックコメ
ントで、三つの疑問が上がりました。そのうちの一つ、「どういうサンドイッチを作らせたいのかなぜ言わないのか」を本文に追加しましたので、改の文字を題名に付けました。オリジナルはpixivにUPしています。
大学生のウシヲの元に届いたクール宅急便。
入っていたのは、歩行し人語を操るあざらしであった。
奥さんと名乗るあざらしのいる未来では、地球温暖化が急激に進んだ結果、溶けた永久凍土から発生した未知のウィルスによって人類のオスはもれなく性的不能となっていた。絶滅危惧種となった人類を救うべく、ウシヲはなかば騙された形であざらしと契約を結ぶのであった。契約の鍵は、ツナサンド。これなら楽勝!と思ったウシヲであったが……
煩悩男子ウシヲくんと、かわいさ炸裂の腹黒あざらしのコメディSF折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-20 10:15:22
9673文字
会話率:49%
酸素濃度低下による大量絶滅後の地球。生態系は回復の途上にあったが、一度絶滅した野生動物たちがこの世界に戻ってくることはなかった。
行き過ぎたテクノロジー依存と自然破壊への反省から、一部の人間は新たなる生き方を模索していた。それは絶滅動物
のDNAを自らのゲノムに組み込み、人間と動物のハイブリッド、再野生化人(リワイルダー)に生まれ変わり、野生の世界で生きる道だった。それは閉塞感に満ちた文明社会に生きる人々にとって魅力的な選択肢になっていた。
しかし、誰もが気軽にリワイルダーになれる訳ではない。リワイルダー志願者は事前のトライアルで野生での生存能力と覚悟のほどを審査され、それにパスしなければならないのだ。トライアルの回数は五回まで。
リワイルダー志願者のロウジは、今回、イノシシのリワイルダーとして三度目のトライアルに再挑戦しようとしていた。彼はリワイルダーとなることができるのだろうか(全三話)。
※この作品は第3回日本SF作家クラブの小さな小説コンテストの共通文章から創作し、pixivで発表した作品「リワイルディング・トライアル」を改題の上、加筆修正したものです。
https://www.pixiv.net/novel/contest/sanacon3」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-17 17:32:25
9010文字
会話率:6%