迷子の捜索から龍の討伐まで、そのランク毎に様々なクエストを請け負う冒険者達。
そして、そんな彼らの頂点に君臨するのが、最高位であるSランクの冒険者。
世界で7人しか存在しないSランク冒険者の中に、修羅と呼ばれる男がいた。
寡黙で鋭い雰囲気を
醸し出していることから、人々に恐れられているその男は、数々の偉業を成し遂げている、まさにSランクに相応しい冒険者だ……。
どうしてこうなった?
俺は身体能力も魔力も普通でコミュ障なだけの平凡な男なのに、どうして気がついたらSランクになっているんだ!?
これは、高いステータスも、スキルも、チートも持っていないただの男が、その驚異的な豪運と周りの勝手な勘違いによって英雄街道を駆け抜ける物語である。
この手の本格的な勘違い物って案外少ないんじゃないかと思って書いてみました。
暖かい目で見て頂ければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-07 22:00:00
42635文字
会話率:34%