魔法大国オルヴァン。
四度目の婚約破棄をされた侯爵令嬢エルネスタは、国王からもたらされた縁談により、ヴィンフリート・ヴァレンシュタイン中将と結婚する。
しかし結婚式以降、夫から避けに避けられ、夫婦らしい時間は皆無という状況にエルネスタは我慢
の限界だった。
そんな彼女に追い打ちをかけるような出来事が起こる。ある朝家にやってきた見知らぬ女の子が、ヴィンフリートに抱きついてこう言い放ったのだ。
「お父さま、会いたかった!」
隠し子騒動勃発……と思いきや、彼女はエルネスタのことを『お母さま』と呼び、『未来のお父さまとお母様はとってもラブラブなんですよ!』と言い出して――!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-20 18:54:56
31250文字
会話率:34%