深夜に自宅でアイスクリームを作っていた男が、材料を切らしていた事に気が付いて買い物に出かけた所、幹線道路を走ってきた暴走馬車に撥ねられて命を落とす。
それが馬車の教習を受けていた女神がしくじったミスであり、ただの事故だった事を詫びられる。
自宅に戻ってアイス作りをしたかったが、それは出来ないと言われて他世界への転生を余儀なくされてしまう。
女神からは手軽に俺様最強の英雄にでも、世界を統治する王にでもしてあげると言われるも、今までと同じような暮らしを望む男は、極力環境を変えず、お菓子を作る事が出来ることだけを望む。
そうして男は、剣と魔法と異種族が入り乱れるファンタジー色濃厚な世界で、素人以上職人未満の菓子作りの才能を持って、男に降りかかる数々の苦難、問題、災難を菓子を用いて解決していく。
これは血なまぐさい戦闘とは一切無縁に、菓子を使って世界を渡り歩く男の物語である。
別作品と平行しての投稿となるので、こちらは不定期更新となります。
感想・要望・こんなお菓子を出す話希望・などなど何でも歓迎いたします。
リクエストの有る無しにかかわらず、読んでいてお菓子が食べたくなるようなお話を目指します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-10 16:24:37
24033文字
会話率:18%