どれだけ想っていても、大切にすればするほど、いつかは離れていく。奪われ、壊れていく。
自分にとって大きな存在だったものたちを次々と失ったベラ。絶望的にも思える人生の中に唯一残ったのは、音楽だった。
ディックと一緒にブラック・スターをオ
ープンさせることを、その場所でシンガーとしてうたうことを決めた彼女は今夜、ステージに立つ。
高校生になったベラは、距離をおくべきものと守るべきものの狭間で揺れ動いていた。
彼女は唯一残ったものを、手放すことなく守りきることができるのか──。
*多忙につき、間隔をかなりあけつつのスロー更新になっておりますことを
ご了承、おつきあいください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 23:00:00
873647文字
会話率:67%
うたうたうことしかできない、そんないきもの。
キーワード:
最終更新:2023-02-01 22:13:12
375文字
会話率:0%
僕は夢見てたんだ。
いつだったかママが話してくれた、天使が現れることを。
パパのお葬式の日、うたうことがすきだった僕は死んだ。
僕をころしたのは――
どこかの街に住んでいた科学者のお話。
「蝶を吐く企画」参加作品です。
最終更新:2018-04-01 21:00:00
9620文字
会話率:23%
とある国に、四季を司る魔法を使う女王がいた。
女王は国の外れの深い山にある塔に暮らし、そこで日々、季節の歌をうたうことで国に四季を廻らせていた。
しかし、三年前の冬に女王は病に倒れ、帰らぬ人となる。
季節を司る力は、女王の娘の四人の姫に託
された。
長女の春の姫君。
次女の夏の姫君。
三女の秋の姫君。
そして、末っ子の冬の姫君。
それぞれが担当する季節の間、姫は塔で女王と同じように歌をうたい、国に季節を運ぶようになる。
今の季節は冬。
ときおり外から聞こえる狼の遠吠えを耳にしながら、今日も冬の姫は歌をうたい、思う。
「冬なんて、なくなればいいのに」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-25 18:34:31
74061文字
会話率:48%
全寮制のハーローツ少年学院に通う十四歳の少年・カルツには、よくできた双子の兄・カルセがいる。父の才能であった〈灯守(あかりもり)〉の血を継ぐカルセは、今年も灯神祭(とうじんさい)の花形として礼拝堂で歌をうたうことが決まっているが……
双
子の思いが交差する雪花の短編学園ファンタジー。
※pixiv、および個人サイト〈空想巡業〉にも同じものを掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-24 00:22:08
23252文字
会話率:37%
男の願いは、ギターで歌をうたうこと。
例えそれが、世界を歪めてしまっても。
最終更新:2016-01-27 15:32:26
9518文字
会話率:40%
歌うことが好き!というマイナーなお話です。
最終更新:2013-09-15 21:44:19
416文字
会話率:0%
いま私に出来ることはうたうこと。
そう、言葉で紡ぐことだけ。
最終更新:2011-03-30 23:12:32
340文字
会話率:0%