魔法というものがこの世界にはある。
とある日の夜に白銀の狼を連れた少年、西灘庚輔と出会ったことで千船岬の世界は変わった。
彼は世界に満ち溢れている『マナ』というエネルギーを媒介に通して魔法を使う魔法使いだった。
岬に魔法を見られた庚
輔は見たことを忘れてもらおうとする。
しかしながら岬もまた普通の人間ではなかった。
現代社会の裏で存在する魔法を起源とした社会で起こった少年と少女の出会いという誰から見てもほんの些細な出来事。
だが、その出会いは後にこの世界の全てを大きく揺るがす波紋となる。
※ なるべく週一更新を心掛けますが、時々更新が不定期になるであろうことが予想されます。
拙い文章力ながら頑張ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-30 00:00:00
94251文字
会話率:33%
ある時は奴隷として、ある時は商人として、ある時は技師として、ある時は傭兵として、ある時は軍人として、そしてある時は王として、その生涯をエルフと共に歩んだ人間の男がいた。
人里離れた森の中で隠れ住むエルフをして「王」と称される男。彼の男が駆
け抜けた激動の人生は大陸の歴史に鮮烈なまでに栄えた。
大陸の歴史にあまりにも大きな爪痕を残しながら、誰一人として男の出自を知る者は居ない。
どこで生まれ、どこで育ち、どこからやって来たのか。
その男の生涯はあまりにも大きな謎に包まれていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-07 00:34:19
28410文字
会話率:50%