執着強めのαで高校一年生の茜トキ×αアレルギーのβで高校三年生の品野千秋
α、β、Ωの三つの性が存在する現代で、品野千秋(しなのちあき)は一番人口が多いとされる平凡なβで、これまた平凡な高校三年生として暮らしていた。
いや、正しくは&qu
ot;平凡に暮らしたい"高校生として、自らを『αアレルギー』と自称するほど日々αを憎みながら生活していた。
千秋がαアレルギーになったのは幼少期のトラウマが原因だった。その時から千秋はαに対し強い拒否反応を示すようになり、わざわざαのいない高校へ進学するなど、徹底してαを避け続けた。
そんなある日、千秋は体育の授業中に熱中症で倒れてしまう。保健室で目を覚ますと、そこには親友の向田翔(むこうだかける)ともう一人、初めて見る下級生の男がいた。
その男と、トラウマの原因となった人物の顔が重なり千秋は混乱するが、男は千秋の混乱をよそに急に距離を詰めてくる。
「やっと見つけた」
男は誰もが見惚れる顔でそう言った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 11:00:00
27116文字
会話率:45%
βの天沢理兎には、αの幼馴染がいる。その幼馴染である坂口日向とは生まれた時からの付き合いで、中学までずっと一緒の腐れ縁だ。
優秀なαでありながら、恋人を作る様子もましてや番を作るような様子も見られない日向に押し切られるような形で同じ高校に行
くことになった理兎だが、ある異変が起こってーー。
オメガバースです。独自設定がありますので「この人のオメガバースはこんな感じなんだなー」と広い気持ちで読んでいただけると幸いです!二、三話で終わる予定(予定)です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-14 16:39:29
6937文字
会話率:50%