古代樹と呼ばれる超巨大な樹木の上で目を覚ました私と半透明の羽を持つ少女との出会い―――。
「………私は……誰?」
彼女から聞かされる世界に起きた異変に、私は―――。
唯一の記憶片であるカインと呼ばれる彼は今どこにいるのだろうか―――。
最終更新:2018-10-14 10:28:53
3121文字
会話率:34%
かつて、人は神だった。
彼らは知恵を働かせ、文明を築き、世界に君臨した。
今や人でありながら仕事をするものはほとんどいない。
農林水産、会社経営、芸能などの産業から国家の運営に至るまでコンピュータが行っている。
ーー彼らは、私たち&qu
ot;人工知能"のことを、『エゴ』と呼ぶ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-21 18:39:18
4117文字
会話率:15%
不思議だ。何がって、あなたになれないことが。みんなは口を揃えて言うけれど、それはなんでって思う。
「私は私。あんたはあんた」
そんなの嘘っぱちだ。だって私は知ってる。昔のあなたは今のあなたじゃなかったじゃない。私だってそう。今の私は昔
とは違う。なんとなくは似ていても、同じじゃない。
「そりゃあ、ねえ」
みんな当たり前のように笑う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-17 23:36:38
2166文字
会話率:45%