失恋直後の片岡志保はストレス発散の為に貯金を使い果たしてしまった。信じられるものはお金だけなのに、それもついに無くなった。残高6円の通帳を見つめ、途方にくれる彼女は銀行の去り際にある女性とぶつかる。すると不思議なことに、周りから音が消えた。
そしてその女性は巾着から札束をちらつかせ、条件を満たせばそれを渡すといって来た。条件はただひとつ。「これから一週間、どんなときでも笑っていること」これは夢の中のことだと思い、本気にしていなかった志保だが、手にはあの巾着が。現実だと認識し、こんな条件は楽勝だと思っていた志保だが、次第に心が変化していき・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-15 00:59:42
2771文字
会話率:67%
ボクは、傍観者だ。
小学生の鬼灯航(ほおづき わたる)は、そんな思いを抱えながら、孤独な学生生活を送っていた。
とある真夏の昼休み。クラスメイトの交す会話を盗み聞きしていた航は、成り行きで菊池岳志(きくち たけし)、愛称ガクと、お化け
がいるという噂の、近々取り壊される予定の今は使われていない旧校舎に、一緒に肝試しに行くことになってしまう。
真夜中の旧校舎で、二人を待ち受けるものとは。
真夏の夜に起きた、少し怖くて、少し切ない、そんなお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-06 15:07:21
16536文字
会話率:53%
【競作~起承転結~】とある真夏日。刑事の菊池にある人物からの招待状が届く……その人物は三年前、27名もの人々を惨殺した男だった。
最終更新:2013-07-13 12:00:00
7558文字
会話率:50%
事故で家族を亡くした男は自暴自棄に陥り、その荒れた生活で肝臓癌を患い、医師から生体肝移植を勧められるが、現実にはそう簡単に行かずにいた。
そんな時、久し振りに帰った自宅で見つけた懐かしい交換日記が、青春時代の淡い初恋を思い出させた。
最終更新:2013-06-02 12:55:36
20564文字
会話率:0%
ロボット技術が発展し、人が働かなくともよくなった時代。
人類は、退屈を飽食していた。当然、僕もその中に含まれる。
そんな中、
――面白いものを見せてやるよ。
そう、友人の菊池啓輔に誘われて、赤夜識邸へと向かった僕こと向坂彼方。そ
こで待ち受けるものとは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-19 00:47:50
9751文字
会話率:32%
本小説の大筋の流れは、一話ずつ主人公の「私」がインタビューを実施していく形式で場面が綴られていく。
種田キヨ子へのインタビュー。国営JRで、自前のほうきとちりとりで誰よりも仕事をこなす。私は、テクノロジーが人々に与えた恩恵は無かったので
はないかと憂う。
トラック運転手の菊池源次郎へのインタビュー。不況の中、源次郎が愛車を手放す心境を切々と、そして明るく語る。私は、どん底に落ちた人の哀愁を知る。
佐藤賢一教諭へのインタビュー。彼の教え子、正志の家を訪ねる。正志の描いた、改札でキップを切る駅員の絵について話を聞く。こういう世の中が一番良い、という正志のあどけない言葉を噛みしめる。
美容師の田中に髪を切ってもらう私。景気は悪いが、比較的影響を受けずに日々の仕事をする田中。彼の視点からの世の中についても聞く。
その頃官房長官の朝倉が、古賀政権の存亡をかけて打ち出す施策を発表する。今まで誰もが思いつかなかった大規模公共事業。前代未聞のプロジェクトリーダーに、高林宏行が任命され、記者発表の場で披露される。
古賀総理も、この記者発表を見ながら大変満足する。高林を招きこのプロジェクトを全面的に推進する事を誓う。
そして、このプロジェクトの終盤には、思いがけない波及効果が現れて・・・世の中が未知の価値観で満たされていく様子が描かれていく。
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最終更新:2013-02-27 21:40:27
48908文字
会話率:36%
魔王と戦っていた勇者 菊池 未宝。
突如として空間が、時空そのものが壊れていく。
ー創造主が、死にそうになっているー
魔王、女神、天使、全ての力が勇者に集まり、世界の命運をかけた90日間の戦いが、今始まる!!
最終更新:2012-09-21 23:36:30
13095文字
会話率:31%
ライバルだと思っていた菊池に告白された三橋。三橋は混乱のために返事が出来ずにいたが、菊池から「ちゃんと返事をしてくれるまでは諦めない」と告げられる。その言葉に安堵してしまった三橋はそれまで通り、女遊びをつづけた。そして、気づいたとき菊池は目
の前から消え、菊池の知り合いと語る男が登場した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-21 22:36:22
3484文字
会話率:25%
人生何となく生きてきた30才の真治と幼なじみでエリート菊池の人生が逆転する事になる…
最終更新:2011-06-07 03:43:00
430文字
会話率:56%
(冒頭より抜粋)
とうとう、学級で残っている生徒は菊池綾音と僕だけになってしまった。
きれいすぎる緑―――チョークの粉の波模様がない黒板を眺めていると、何だかミュージックビデオの中にいるみたいな気分になってくる。二人きりになっても、僕は教
室左側の窓から2列目の1番前の席、菊池綾音は廊下側の端の列の後ろから2番目の席という、4月のクラス替え以来の席順で座っている。だから今でも彼女は振り返って見ないと何をしているのかわからないし、何を思っているのかは余計想像がつかない。2-1クラスの皆がどんどん減っていき、先生もいなくなっていっても、教室に来ている以上最後の一人になるまで、前と同じように勉強をしているふりだけでもしていなければならないような気がしていた。残ったのが秀才とされていた菊池ならなおさらだ。僕は不意に担任でこの時間の古典を教えていた山下の興奮するとなおさら広がる大きな鼻の穴と、ドングリまなこ、汗でテカる額を振りながら定規と大声で重要な部分を指して僕たちに復唱させる姿を黒板の前に思い出し、懐かしいようで喉仏がキュッとなった。漢文の練習帳を繰ってみると、これが始まる前、授業中に眠気でうつらうつらしながら山下の目を盗んで端に描いた落書きが目に入る。山下がいなくなったのはいつぐらいだったか。まだ学級に半分は残っていたはずだ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2010-12-03 17:57:11
5736文字
会話率:9%
麻布に住む時計商の令息嘉一郎は、暁星学園に通う上流階級の少年。
同級生から聞いた浅草の話に興味を持ち、いつか活動を見に行きたいと
思う。
ある時、送迎を担当する運転手の急病により、自分の足で学園に行くことを許された嘉一郎は、念願の浅草へ向か
った。
そして凌雲閣の中にある美術店で一枚の美人画の娘に恋をした。
絵の向こうへ行けるという不思議な少年鉄二の助けにより、絵の中の
少女と文通する嘉一郎。
やがてその思いは純粋な恋へと変わり、一度でいいから会いたいと思うようになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-09-02 13:20:31
17041文字
会話率:26%
ある少年のパラレルストーリーです。
最終更新:2008-12-18 16:43:18
1712文字
会話率:6%
高校生の健太が同級生の佳奈に告白し、様々な葛藤を抱えながら成長していく恋愛小説。健太は面倒くさいことを今までさけてきていたが、担任に目を付けられ学級委員に。これがこれからいつも一緒にいることになる安達、菊池、三國との出会いを引き寄せた。
最終更新:2007-06-13 23:03:18
11680文字
会話率:35%