闇夜に少女が消えた。迷い込んだ先は、鬼の遊郭。いつ喰われるとも知れぬ身の上で、少女は記憶の糸を手繰る。少女には、記憶がない。夕刻に、必ず現れる少年がひとり。少女に口付け去って行く。「夜が来る前に、思い出して」少年は一体誰なのか、少女は帰る事
ができるのか。本編、番外編、完結済み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-02-17 20:24:39
96851文字
会話率:25%
文月十三日、夕刻。燃えさかる迎え火の隣に、小太郎は座り込んでいた。導き手として、河向こうからやってくる古き人を迎えるために──。不思議系ジャパネスクファンタジー。
最終更新:2008-09-12 16:16:16
8016文字
会話率:32%
「私」と「彼」の心の交錯。ある日の夕刻、「彼」が「私」に愛の告白をする。その告白に「私」は応えられないことを自覚していた。そして「彼」も「私」が「彼」の気持ちに応えられないことを知っていた。
最終更新:2008-07-21 23:02:34
1718文字
会話率:64%