「わたし」が、そのクリニックに足を踏み入れたのは、親にも相談出来ない悩みを解決するためだった。
そんな「わたし」の決断が、「おれ」の人生を狂わせて行った。
「夏のホラー2013」参加作品ですが……怖くない(汗)
最終更新:2013-08-13 12:51:42
9249文字
会話率:19%
お酒大好き詩人田沼遼は少しは知られた詩人だが、たまに酒で体調を崩して、知人が経営する鎌倉海浜クリニックに強制入院させられてしまう。彼はこのクリニックの事を「別荘」と、呼んでいる。読書好きの彼ではあるが、乱読では退屈で達成感もない。そこで入
院のたびに、歴史の謎の究明などをして、作品とする習わしである。前回は日本書紀などに日本古代の謎を追い求めたが今回は、なんと全共闘を追い求める。作家の吉村昭氏は戦争体験者が死んだら戦争の事はもう書かないと言ったと聞いているが、体験者に聞けるならばたしかにドキュメント小説は良いものができる。田沼、実は全共闘吹き荒れるニチゲイ(日大芸術学部)で学生自治会の委員長だった。資料と自分の追想で「全共闘」とは何だったのかを明らかにする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-09 20:11:22
30191文字
会話率:54%
35歳の独身女性が卵巣嚢腫と診断されて、入院・手術を経験する体験記です。
医療用語や検査・病気の説明も取り入れ、描写も細かくしています。
同じ病気の方や、婦人科疾患に興味のある方に読んで頂きたいです。
最終更新:2013-03-03 14:00:00
112552文字
会話率:13%
新しいクリニックで、風変わりな医師、風間と出会い、恋をする。
キーワード:
最終更新:2011-10-30 17:32:14
1485文字
会話率:32%
掛かり付けのクリニックで、年下の真琴に出会い、恋が再び始まった。
キーワード:
最終更新:2011-10-14 21:48:02
1235文字
会話率:42%
マリアは今のクリニックに嫌気がさしてて、クリニック見学を始めた。そこで、あの人に・・・。
キーワード:
最終更新:2011-07-29 21:56:07
543文字
会話率:31%
躁鬱病のあたしは職場の同僚社員の優梨子に今の病院での診察を勧められた。仕事がハードだったので、過労で精神疾患を抱え込んでしまったのだ。彼女が教えてくれた<メンタルヘルスケア山手クリニック>に受診し、担当医の町村に診てもらうことで
症状が落ち着きつつあったのだが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-27 18:31:35
2570文字
会話率:67%
私は精神病である統合失調症と診断されて二年通院している。そして別なクリニックでは発達障害と診断された。医者にすすめられ、本を読んで勉強したところ精神病も発達障害も両方持ち合わせる人もいると書いてあった。私は精神病であり発達障害者なのだと思っ
た。人生の半分は、いじめられて残りの人生は精神病と発達障害。いっそ死のうと自殺未遂を繰り返していた私。しかし出版という夢と彼氏が私を支えている。これは、私の実話の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-06-16 19:54:03
783文字
会話率:15%
僕は、視力悪化のため、眼科クリニックに診察をするために来た。そこの待合所の本棚の一冊の本に、ふと目が止まった。理由はない。なんとなくだ。その内容は、盲目の少年が主人公の恋愛物の海外小説だった。少年の主観の幸福論が多々描写されていて、ボクに
は少し堅苦しい本だったので、パラパラとめくった後すぐに読むのをやめてしまった。
診察を終え、クリニックの入り口で靴をはいていると、一人の女の子がやってきた。長い黒髪を持つ彼女は、ボクから見てもかなり綺麗な子で、少し見入ってしまったのだ。
僕はすぐに目を逸らして、なんでもないかのように彼女の傍らをすれ違おうとした。でも、その時、なぜかその女の子は急によろけ始めて、僕にぶつかってきた。
「きゃっ!?」
「うわっ」
――――――少し、痛かった。
「あ、あの、すいませんでした!急にぶつかってしまって。」
「・・・・・・・」
教えてあげるべきだろうか?
彼女が誤っている方向が、ボクの方とは全く逆であることを。
彼女と話す機会を得た僕は、あることを知った。
そう。どうすることも出来ない、彼女の持つそれを。
クリニックで読んだあの海外小説の中の少年と同じ―――――――
盲目だということを。
そして彼女は、その小説を知っていた・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-28 11:29:47
26395文字
会話率:48%