(長編ミステリー最初の作品です。ほのぼの系です。手に汗握るシーンはありません。じわっとしたミステリーがお好きな方向けです。初めての作品なので、ストーリーに粗い部分があると思うものの、我ながら好きな作品です。初めてノブシリーズをお読みくださる
方は、もう少しエンタテイメントな「ノブ、ずるいやん」か最新作「ニューキーツ」がお勧めです)
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マドンナ的存在だった朱里が死んだ。
彼女にほのかな思いを寄せていた仲間の男達。忘れじの女性の死の謎を巡るミステリーは同時に、ことさら青い、そしておぼろな青春時代を共にすごしたものたちの群像劇でもある。
設計事務所を営む生駒延治の高校時代の同級生朱里が、大峰山中で飛び降り自殺をした。パソコンに残された遺書にはひとりの男の名が。友人である生駒は彼女の自殺に疑問を持ち、仲間の弁護士や恋人の優と、真相を確かめる活動を始める。
生駒は自分や朱里がかつて一緒に勤めた設計事務所の退職者の仲間達に目をつけ、ヒアリングを始める。推理は身近なところからというわけだ。結果として朱里を巡る人間関係に思いをめぐらせることになり、彼女に恋していた自身の淡い青春の思い出を呼び起こす。
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「ノブシリーズ=生駒&優 長編ミステリー小説シリーズ1」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-26 00:45:15
151676文字
会話率:46%
俺、三崎景護は恋をしている。過去形ではなく、現在進行形で。相手は高校時代の同級生で、一目ぼれだった。しかし、その相手とは29歳になった今も、友情が続いている。告白を―――すれば良かったのかもしれない。けれど、その勇気が俺には無かった。なぜな
ら、その相手とは俺と同じ『男』だったから・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-08-24 17:49:34
9217文字
会話率:23%
久しぶりに顔を合わせた高校時代の同級生。会合は盛り上がり、二次会に繰り出す事になるが・・・。
最終更新:2009-06-29 16:19:00
2321文字
会話率:50%
22歳のトシは、人間嫌いで、破天荒な性格の持ち主。毎晩、鮭に入り浸り、警察沙汰は日常茶飯事と、荒れた生活を送っていた。ある日、何気ない出来事で一人の女性と出会う。名前は『サチ』。今までであったことのない純粋なサチと出会い、次第にトシは変わっ
ていく。それは彼が人生で初めて人を信じ、そして恋をした瞬間だった。しかし、実はサチはトシの高校時代の同級生、『ライ』の恋人だった。さらにトシには皮肉な人生が待ち受けていた・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-07-18 23:49:17
15124文字
会話率:9%