時は14世紀後半。長い歴史を誇る帝国の皇族ヨハネス・パレオロゴスは、幼少期に父の失脚に巻き込まれて片目を失っていた。時が流れ帝位についたとき、彼は叔父の姿を見た者がいると聞く。叔父はかつて彼を苦境へと追いやり、そして見捨てた男だった。
とあ
る企画の原作候補作品です。完結していません。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2013-08-25 10:11:13
3210文字
会話率:35%
架空の楽園は崩壊した――。
EF2011年、世界を統治し続けてきた「国際政府」に対し、分離・独立を唱える「連合政府」が台頭。世界は戦乱の時代を迎えた。
優しき女性傭兵パトラー=オイジュスは、国際政府の首都で起きた爆破事件をキッカケに「
国際政府」の軍人として参戦する。
だが、彼女のゆく手には、巨大なゼリーの怪物や冷徹な機械の将軍、失脚して落ちぶれた元筆頭将軍の女性、そして人間を実験台にする組織が立ちはだかる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-29 21:00:00
98781文字
会話率:45%
ゲルツルードは街の薬師である。彼は怪我をしたラミア族の少女を拾い、治療して森の家に帰すが、そこでヒトにとって共存が難しいラミア族の繁殖方法を知る。
転生者である彼は狂犬病ワクチンを作り、そのため都市に狙われ逃走、鍾乳洞に落ちた時はハルピュイ
アの協力により戻れたが、敵対都市との戦いにより森の一部が焼かれてしまい、都市と直接交渉することを決意する。都市の干渉の原因であった人物は失脚し、彼はラミア族との共存の道を模索していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-17 08:00:00
109799文字
会話率:35%
エルラガルとニナンナは、双子の美人姉妹で貴族のご令嬢。貴族や官僚の子弟が通うアカデミィで、友達と仲良く過ごしていた。そんなある日、ニナンナが誘拐されてしまう。犯人の目的は、ニナンナの父親、フューラー侯爵の失脚。時期悪く、3年に一度行われる五
侯会議の直前だった。フューラー侯爵は五侯会議に大忙しで誘拐事件に見向きもしない。それに苛立ったエルラガルは、犯人グループから自分の手で妹の二ナンナを取り戻すことを誓う。美少女×おっさん×社会派サスペンス!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-15 17:18:33
65144文字
会話率:60%
第2次大戦末期、今や崩壊寸前のナチス党の権力を一手に握ろうと画策する一人の男がいた。
長きにわたってアドルフ・ヒトラーの側近として仕えたマルティン・ボルマンは、自らの野望の実現のためにナチスの重要人物たちを次々と謀略にかけ失脚させていく
。
その動きに気付いた宣伝相ヨーゼフ・ゲッベルスは、ヒトラーにそのことを報告するが・・・
このお話は、そんな史実をもとにした戯曲です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-27 23:37:13
8340文字
会話率:82%
この作品は、2010年コバルトノベル大賞一次通過作を加筆修正したものです。
スーザンの両親は町の領主であるサンアット公爵によって処刑されてしまった。彼女は両親を埋葬しようと赴いたハンミルの丘で、不思議な少年と出会う。少年は自らドラクロアと
名乗った。悪魔と契約した証である黒髪赤目を持つ彼は、サンアット公爵に陥れられ失脚した町の前領主・ハンミル公爵の末裔だった。
やがて成長したスーザンは、花を売っている際に一人の青年と出会う。青年の名はリデラ・ユリバ・サンアット。
彼との出会いが、歪な舞台の開幕の合図となった――――。
「終わりは来ないのよ」
スーザンはそっと呟き、町を照らす紅い夕陽を睨んだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-12 12:33:14
33704文字
会話率:29%
時は天長三(八二六)年。権勢を極めた藤原冬嗣の死とともに、権力は右大臣藤原緒嗣のもとに移った。
冬嗣の子藤原良房は嵯峨上皇の娘を妻に迎える厚遇を得ていたが、父冬嗣と対立していた緒嗣の権力下では冷遇され大学頭へと左遷される。だが、そこで大
学生達の支持を集めることに成功した良房は、自らの権力基盤を若者と民衆の支持に置くことを決意し、緒嗣と対決することとした。皇太子正良親王の教育係に転身した良房は、それまで二〇〇年間誰もが疑うことなかった律令制への反旗を見せる。緒嗣ら高齢者の非難を受けた良房であるが、法の盲点を突いて大規模な土地所有に乗り出し莫大な財産を築いて失業者の救済と地方の発展を呼びよせた。そんな中、淳和天皇は退位し正良親王が仁明天皇として即位する。
その頃国外では新羅の混迷が増し、日本への海賊襲来となっていた。国外対策を模索する緒嗣は新羅を通さぬ唐との折衝を目指して遣唐使の派遣に乗り出すが、遣唐使の派遣計画は国家財政の破綻を招き、経済対策に追われた緒嗣の政策は大インフレを呼び起こし、治安が急速に悪化した。良房はその対策に追われ国内の盗賊相手に武力を行使すると同時に遣唐使派遣の中止を主張するも、緒嗣は遣唐使派遣を強行に主張。出航した遣唐使船は全て遭難し百名以上の命が失われる。遣唐副使小野篁らは唐への派遣を拒否して下船し朝廷批判をした。残された遣唐使たちは命がけの航海で唐に渡り全ての船を失いながら帰国したが、緒嗣の企画した唐との折衝は確立されずに終わり、緒嗣の権力は怪しくなる。
追い詰められた緒嗣らはクーデターを企画。嵯峨上皇が病に伏した隙を狙い、配下の橘逸勢と伴健岑の二人に皇太子恒貞親王の拉致した上での決起を命じるが、これを見破った良房はクーデターを食い止め緒嗣を失脚させることに成功。承和一〇(八四三)年、緒嗣の死とともに日本の権力は藤原良房の手に渡った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-02 06:04:28
178115文字
会話率:13%