天翔る羊さまの伝説が今に生きる平和で小さなシェリープ王国。その国の王子に嫁ぐことになった姫君。その姫に仕える侍女のリーニ・メーメエは、大きな荷物と日記帳を抱えてお城へ乗り込んでいく。お城についた彼女を迎えたのは、顔が怖くてぶっきらぼうな騎士
、エレウス・メーレンベルクだった――。
夢見る十六歳の乙女による、お城での生活をつづった日記形式の恋愛ファンタジー。
◆ 本サイト「雨の庭」からの転載。本編・番外編完結済。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-07 20:00:00
88674文字
会話率:10%
莫大な財産を受け継いだソニア・ド・クレアは長く修道院にいる。 それは親も兄弟も亡くした彼女を「何か」から守るかのように。
十七歳になったソニアはパトリス王から「結婚相手を決めた」と告げられ、それが初恋の王子だと聞き間違いをした。
迎えに来た
者は、髭がびっしり生えたおっさん騎士であった。
「髭、気持ち悪い!」生理的悪寒に耐えながらもソニアは彼を好きになろうと頑張る。
次から次へと襲いかかる不吉な出来事に、疑問を感じつつそれを回避してくれる髭騎士のおっさんにいつかソニアは…。
「でも、髭、駄目だわ…」
何故、髭が駄目なのか? 次から次へと起る怪奇現象は何なのか?
お付き合い下されば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-24 21:23:44
123673文字
会話率:37%
スマートフォンを貰った僕は、そこに日記を付け始めます。それは物語のようになってしまって
偶像をそこに作り上げてしまった僕は、耽溺します。ある日の事。なぜかその日記の偶像が
僕の日記に返答をくれるようになります。生きているかのように。夢では
ないかと思ってはいましたが
一人暮らしの僕のワンルームになぜか、彼女の傘が置いてあったり。奇妙な事がそれから始まります。
連絡先に書いてあったアドレスにメールすると返事が来ますし、電話にも出るのです。彼女の写真メールには、僕と一緒の写真があったり。でも、僕には記憶がありません。意を決して僕は、彼女の住所を尋ねてみる事にしました。そこは.....。SFファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-17 16:47:19
24068文字
会話率:7%