アーベンティア大陸西端部。ガイスト半島と呼ばれるそこは、人々から恐れと憧憬をこめて秘境と謳われる場所。多くの実力者が富と名声を求め挑戦したが、未だに秘境内で1日を過ごし戻って来た者はいない前人未到の地。
しかしそんな秘境の中心部には人
々の知らない秘密の場所があった。かつて、世界を恐怖のどん底に陥れた魔神を封印し世界を救った伝説の勇者が、人間から差別され苦しんでいた獣人やエルフたち亜人族を救うためにつくりあげた『楽園』、亜人たちの国『アキト国』。その亜人の国には今、一人の人間の少年が住んでいた。
時の大精霊が新たな予言を告げるとき少年と世界を巻き込んで運命の歯車が回り始める。
7月2日、『大地の王冠』完結しました。現在続編執筆中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-02 18:08:38
205761文字
会話率:57%
エミスフェーロの街は、森の憎悪と恐れられる亜人族マルールによる執拗な襲撃にさらされていた。彼らと戦って金を稼ぐ為、街には仕事を求めて多くのマーセナリー(雇戦士)が集結している。そんな中、雇戦士の酒場『獰猛な翡翠亭』のマスターは、半人前にも関
わらず身の危険を顧みない吹雪の戦いぶりに頭を悩ませていた。そこで身寄りのない彼女にパーティを組ませ、仲間にフォローして貰おうと一計を案じる。仕事にあぶれたカナタやマーディを丸め込み、マーセナリー志望の家出娘ドリスを加え、歩いて三日の隣街までお使いをこなせば実入りのいい仕事を斡旋するという条件でパーティを結成させる。そこそこな強さの四人が、力を合わせ頑張って冒険していくお話。主人公はドリスです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-31 15:02:40
151905文字
会話率:23%
人間族を含め、様々な種族が集まって暮らしている「学院都市」で生まれ育ったナナエルが営む小さな髪結い店には、人間族だけじゃなく亜人族のお客さんも髪を切りに訪れます。
エルフの長い耳、ドワーフの針金のような硬い髪に悪戦苦闘しながらも、真面目なア
シスタントのコーム君と、優しいけれども頼りない彼氏のセニングに支えられ、ナナエルは今日も張り切って髪切ってます!
元気が取り柄の髪結いナナエルですが、中学生の頃に友だちを裏切った後悔を胸に抱えて生きています。このお話はそんな彼女の成長の物語です。
拙作の「お前ら! 武器屋に感謝しろ!」からの派生作品ですが、本編を読まなくても当作内で世界観は完結してます。もちろん本編(特に第二章)を読んでいただいている方には、より楽しめる内容になってます。
ヤフーブログで登場人物のイメージ画像が確認出来ます。マイページや本文にリンクがありますので、拙い文章の足しになれば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-26 00:00:00
105978文字
会話率:48%
九つの種族が暮らす大陸、フェレリア。
大陸は、いくつかの国々に分断されていた。
人、エルフ、ドワーフが支配する文明と秩序の国、アルタイト。
通称、「輝ける青き大地」
オーガ、獣人、ケンタウロス達が支配する自然と混沌の国、タステリア。
通
称、「躍動する赤き大地」
そして、魔人とオーク、ジャイアント達が支配する自由と暴虐の国、エルドロン。
通称、「踊り狂う黒き大地」
それぞれの国には、起源を一つとする神話があった。
大陸の王位には、王剣に選ばれし者が継ぎ、そしてその者が、いずれ起こる戦火の時代、剣をかかげて分かたれた種族達を一つにする、と……。
この物語は、アルタイト領の町キリアスに住む一人の少年が、数奇な運命を通して世界を旅した物語。
やがて、彼の運命は、神話世界の伝説へ、密接に絡まっていくことになる。
小説投稿サイト 星空文庫様、ふみふみ様にて、同一の小説を投稿させていただいています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-11 01:26:53
15030文字
会話率:26%
この世界の名はラティウス。
大きな四つの大陸と無数の島国が存在する世界。
人間族、亜人族、エルフ、精霊族そして、魔族。その他、数多の人種が入り乱れた世界であり、それぞれがそれぞれの領分で生を謳歌する。
しかし、王歴204年に魔族と魔族以外
の二つに二分された争いが起きる。
きっかけは一人の【人間】と【魔人】の出会い。
そして、のちに世界大戦と呼ばれる、その争いの終結も一人の【人間】の死がきっかけであった。
それから時は流れ、王歴259年。
人々はその争いの記憶を忘れつつ、世界もまた表面上は平和なものであった。
しかし、第二次世界大戦は引き起こされる。
これも何の因果かきっかけは一人の【人間】と【魔人】。
【人間】ラグナ・エルト
【魔人】ルーテシア・エル・ヴァルグラン
この二人の出会いから物語は始まり、終わりへと転がりだす。
争いを止めるために彼らが出す答えは正解なのか―――ただの独善なのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-24 01:08:42
91649文字
会話率:56%