ロレーヌ公国公爵の庶子ジェルメーヌとステファーヌは双子の公女だ。
一七二三年六月。公国の嫡男だったレオポール公子が病死する。
レオポールの弟であるフランソワが嫡男となるはずだったが、フランス王家の血を引くフランソワが家督を継ぐことに反対して
いる家臣がいた。彼らは庶子であるステファーヌが男であるという秘密をジェルメーヌたちの母親から聞き出しており、フランソワとステファーヌのすり替えを目論んでいた――。
のちにハプスブルク家の全盛期を築くマリア・テレジアの夫となるフランツ・シュテファンを巡る、歴史の裏で繰り広げられるロレーヌ公国の跡継ぎ争いと、暗躍するプロイセン王国の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-27 16:41:20
129983文字
会話率:37%
世界は俺中心に廻っている、そんなふうに考えてた時期が俺にもありました。えぇ、そんなことはないんです。世界は金で勝手にクルクルやってるみたいでして、それはもう俺の意思なんて関係なく、日々飽きもせず大回転ですよ。ふとそれに気づき始めたのは高2の
夏でして、いくら待っても美少女は降ってこない、どこぞやの組織に拉致されない、授業中にテロリストやってこない、もう俺なんで生きてるんだろう、某涼宮さんじゃないんですけどね、自分の小ささというか現実とかいう糞みたいな物を受け止めざるを得ないなぁなんてそんな悟りを開き始めてた時期だったのですが、俺は勘違いしてたんですね。そういう何かしらのチャンスっていうかオポテュニティ?そういうものがあっちから訪れる訳がないということに気付くんです。ああ、なぜもっと早く気づかなかったんだろう、だけどそれに気づいた俺が歓喜してる暇なんてない。すぐさま行動に移しましたとも。そしたらね、死んじゃいました(笑) 俺、転生。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-27 01:48:26
476513文字
会話率:28%
慎は『イアぺトス魔導学園』に転入することになった。魔導学園で繰り広げられるバトルと恋愛!?そして慎が持っている「暗い過去」。そして強大な敵。慎の学園生活はどうなるのか。
最終更新:2015-03-07 20:46:09
703文字
会話率:47%
喘息の療養にと叔母に勧められて向かった先で、六歳のレオポルドは、姉のように慕うメイドのイヴと二人きりで屋敷にいた。後から来るはずの仕事で忙しい両親を待ちながら、雨の降り止まない屋敷で過ごすことになったイヴは、レオポルドに約束するよう言った。
一つ。カーテンは決して開けてはならないこと。
一つ。来客は全てイヴに知らせて、出迎えてはならないこと。
一つ。外に出てはならないこと。
一つ。食べ物は、全てイヴが用意したものを食べること。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-08 22:50:55
14894文字
会話率:45%
この小説は、普通の世界に生きる普通の高校生が、もう一つの世界に迷いこんだことから始まる……
最終更新:2014-11-30 01:14:23
12093文字
会話率:43%
脳裏に浮かぶ鏡の力でたった一秒先を予知できる高校生、時任純平。あまりにもしょぼい、『十分に発達していない魔法』であるがゆえに本人ですらそれが魔法の力であるという認識がない。取り柄といえばFPSゲームだけの平凡な高校生である。しかし彼には誰
もが認める優等生美少女で事実上公認の彼女、佐伯アイがいた。
ある日、純平のクラスにミステリアスな雰囲気を持った少女、仙道マリが転校してくる。彼女はなぜか初日から妙に親しげに純平に接近してきた。名乗ってもいない自分の名前を知っており、挨拶代わりと言っていきなり頬にキスをしてくるマリに驚く純平。
実は彼女は、純平の叔父であり貴重な特殊能力者であるアキラを平和的に招待するために時間軸の違う他の世界から派遣された使者だったのだ。そして、マリの世界には存在しないがアキラと同じ能力を持っているらしい純平のことを調査していた。
マリの世界では彼らの能力を『十分に発達した科学技術』の力で増幅することが可能で、その増幅された力は『オポジット・ミラーズ・ヴィジョン』(合わせ鏡ヴィジョン)と呼ばれ、タイムトラベルが可能なほど科学技術が発達した世界でも『魔法』扱いされるほどの貴重な特殊能力だったのだ。そして、能力ランク不明の純平はマリにとってはあくまでランク1の能力者であるアキラを招待できなかった場合の「保険」に過ぎない存在だった。そう、当初の予定では。
それから次第にアキラや純平を狙ってマリの世界や他の世界から拉致部隊がやってくるようになる。彼らはあくまでも「平和的な招待」にこだわるマリとは違い、その手段を問わない危険な集団だった。
様々な勢力からの追っ手をかろうじて逃れていた純平たちだが意外な敵によってついに追い詰められ…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-16 23:09:28
142245文字
会話率:43%
火星の入植がはじまり、更には二つの軌道エレベータが建造された時代。その内の一棟「オポチュニティ・エレベータ」で働く日本人・ジュンペイは同僚のエレーナと共に、天王星軌道上で発見された未確認物体の回収作業に参加する。ところが、宇宙の果てからや
ってきたそれは、人類を進化に導くモノではなく―― 2012年春「星海社FICTIONS新人賞」に投稿した作品を改稿したもの。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-05 23:19:31
182229文字
会話率:52%
“オポネシア”という世界と、そこに住む多種多様な種族についての紹介ページです。※(小説ではなく設定資料集として御覧ください。)
最終更新:2011-03-29 16:55:27
680文字
会話率:0%
「宇宙工学的生命維持装置」の理論を提唱し開発した男の紆余曲折した半生を描いた作品。その革新的でブレークスルーな理論を提唱したが為に、巨大な組織には巧妙に利用され、運命に翻弄されたツンデレ男の行き着いた先は、赤い嵐が吹き荒れる不毛の火星だった
…。
【空想科学祭2010参加作品】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-09-20 00:14:35
26193文字
会話率:42%
世界中で大人気ロボットアクションゲーム『アブソリューツ』。
それを利用して世界の破滅をねらうヘリオポリス九柱神。
それに立ち向かうカスミ・キサラギ、ユイ・ハガクレ、ウエハ・クルスの3人の物語。
※この作品は作者がモバゲータウンに
て連載している『ぶるすぱっ!』のキャラクターや設定を流用しつつも全く新しくリファインした作品です。
故に『ぶるすぱっ!』との直接的な繋がりはありません。
ですがモバゲータウンでは決して見れないもうひとつの『ぶるすぱっ!』をどうぞ!
今作品は性転換を含みます。
ご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-07-12 07:28:52
7080文字
会話率:16%