その世界は見渡す限り広く、しかし目の行き届かないところにいけば限りが見えてきそうでいて、それでいて世界は膨張を続ける。
そしてその世界には人間という生き物が存在し、人間には人格、そして精神というものがあった。
その精神というものには個
別というものが存在し、それは肉体以上に個性というものを、人間にもたらしていた。
"それ"は一見、一定された範囲内で活動しているように見えるが、しかし見る角度によっては規格外性を生み出すこともあった。
そうなると"それ"は、異質なものとされ避けられてしまうこともあった。
でも、でも、だ。
他方からは異質だとしても、本人にとってはとても大事で重要で、いたって普通なことだとしたらどうだろう?
しかし、それでも、人はそれを異質異端だといって遠ざける、本人には普通であっても、だ。
これは、そんなちょっと変わった人たちと出会いながら進む、ちょっと変わった一人の男の、
へ ん て こ 復 讐 劇 である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-26 15:59:32
47951文字
会話率:29%
都市伝説。殺人事件。密室。引きこもり。そして探偵。
物事とは往々にして想像の範疇を超えるもので、けれど想像を超えた結果というのは想像以上にショボかったりする。夢は見ている時の方が叶えた後よりも圧倒的に幸福で、人生において起きる事件
とはすべてにおいて竜頭蛇尾である。
事実は小説よりも奇ではあるけれど、事実は小説よりも限りなく矮小なのだから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-25 23:26:25
1370文字
会話率:0%
初めてできた恋人、晴美と交際するためには、彼女が所属するあるグループの仕事を全うしない限り、結婚どころかデートさえできないという。そのグループは、殺人集団「キューピットグループ」。ノルマは100人切り。つまり100人の殺人を達成したものだけ
が、晴美と付き合う権利を得るのである。何も知らずに連れてこられた気の小さい恭史郎は、わけが分からないままグループに属することになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-16 10:00:00
9970文字
会話率:52%
独り言の微妙な続き。胸にぽっかりと空いた穴がどうなったか見ていって下さい。中二病じゃなくて高二病?ただひたすら一人語りの一人言。暇なお人好しはどうぞご覧下さいませ。
最終更新:2010-12-11 10:19:09
1810文字
会話率:0%
ねぇ、君は『胸にぽっかりと穴が空いていると感じた』経験はないですか?
一日限りの日記。その時に感じてた気持ちを吐き出してます。中二病入ってるかも。ひたすら独り言。自己満足の塊な文章です。もし暇だったら見てって下さい。
最終更新:2010-12-11 10:12:01
1404文字
会話率:0%
文明は荒廃し、限りなく雪が降りしきる世界。死者を甦生させる術を持つ“プルートの民”の一人であるエノラは、ある目的を秘めて旅をしていた。ある晩、一人暮らしの青年の家に宿を借りた彼女は、依頼により彼の祖父に甦生術を施す。儀式は無事に成功するが
……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-10 20:00:00
26782文字
会話率:36%
怪盗―それは、フィクションの世界でしか存在しないものだった・・・
義賊―それは、架空の存在。
2002年― 首都・東京
奴は、現れた!
「警視!第1班より連絡。本館正面玄関に奴が出現!」
「同第2班より連絡。右側に出現した奴はおとりと判
明!!」
攪乱される警察
「怪盗、義賊だと!?そんな存在が明確な法体系下の近代社会で存在できるのか?それは疑問だよ。」
「怪盗だろうが、義賊だろうが如何に善行をつもうが、明確に法に触れた段階で犯罪者だよ。法を変えない限りね。そして、それは法の下の平等という近代法学を犯すことになる。」
「待て!怪盗!!」
学者のような探偵?
「次の目標はここですわ。」
「如何に善行を表面上行っても、いずれは化けの皮ははがれるものね。」
怪盗とその仲間たち。
「では諸君。つぎはここが目標ということでよろしいですかな?」
「結構でしょうな。」
暗躍する秘密結社。
「怪盗だと?」
「いくら怪盗といえども、このからくりには判るまい。奴は義賊であっても正義の味方ではないのだからな。」
たくらまれる陰謀。
複雑に思惑が入り乱れる、現代のバビロン東京、首都圏を舞台に今、怪盗と警察、そしてそれ以上の「戦争」が幕を開ける。
「災いなるかなバビロン、そのもろもろの神の像は砕けて地に伏したり」
(旧約聖書イザヤ書第21章・バビロンの滅亡「機動警察パトレイバー劇場版1」より)
怪盗ラファエルを捕まえろ!!
始まります
(2010/11/25・全面改定)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-06 19:46:26
31987文字
会話率:54%
自分自身しか食さないことを金科玉条に指定しているような愚かなるぼくは、今現在、姉さんと一緒にとある建物の二階で比較的快適に暮らしている。二階といってもそれは上空数十メートルの位置にあるのだが、下にあるフロアの総数が一つだけだということを根
拠にそこは二階であると言えるだろう。などという理屈はともすれば稚拙なる戯言と扱われかねないが幼稚なるぼくは真剣であった。それがそのように導き出せる限りにおいてはあくまでもそういうことでしかないという低俗極まる思想に準じ、ことの責任を神様に押し付けて、パズルのピースのようにあるべき場所であるべく生きる。まったく持って如何ともしがたいその性は、文字に支配されるぼくらの宿命という訳であって……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-21 23:08:58
19538文字
会話率:13%
限りある資源を大切に。そんな標語は他人事でした――
最終更新:2010-11-19 06:00:00
1793文字
会話率:29%
かつてこの世界「インフィニットクロス」に絶対的な悪と闇を兼ね備え生まれた種族がいた
その種族の名は「クロスデモン」
クロスデモンは全銀河に宣戦布告をし数々の星を銀河を手中に収めた
しかしクロスデモンに対抗するが如く生まれた種族があった
絶対
的な正義と光を備えた種族
種族の名は「クロスヴァルキリー」
クロスヴァルキリーはこの銀河を救うべく立ち上がり何百年。何千年との戦いを繰り返し
クロスデモンを滅ぼす事に成功した
しかしクロスデモンは最後に言い残した
「この世に生命がある限り我々が滅びる事はない」と
後にこの戦いは「暗黒の終焉」と呼ばれるようになる
そしてこの戦いの終結から更に数千年の時を経てこの物語は始まる
2人の少女の血塗られし宿命の戦いが折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-03 19:19:51
13095文字
会話率:93%
突然の事故で死んでしまった主人公。死後の世界を経てどうにか生まれ変わったのだが、どうやらそれは始まりですらないという。
最終更新:2010-11-02 19:09:44
17081文字
会話率:26%
突然やって来た霊界からの使者?意気なりの一言が「さぁ行きましょ」限り無く怪しい誘いの言葉だった!
だけど話してみると気付く事があったのは‥‥‥‥救い用の無い馬鹿だった。
最終更新:2010-10-29 11:34:34
7805文字
会話率:61%
双子の姉が、急に変なことを言い出した。
企画「哲学的な彼女」投稿作ですが、限りなく黒に近いグレーゾーンになってしまっていますので、哲学が苦手な方でも大丈夫です。
最終更新:2010-10-14 19:22:00
3016文字
会話率:49%
何でも自分の尺度で考え、行動するだけがいいとは限りません、みんなそれぞれに、違った尺度があるのだから。
そんな北風と太陽のお話しです。
最終更新:2010-10-01 06:24:53
3721文字
会話率:49%
ひとつ。 限りなく小さなそれが、時に大切なことを教えてくれる。 日常を描いた掌編小説です。 気軽にどうぞ。
最終更新:2010-09-28 01:00:12
499文字
会話率:28%
西暦2137年
舞台は日本とヨーロッパ。
宗教 科学 意識 技術 自然破壊 神
記憶 戦争 心 人類 計画 消滅
国家 事件
目が回る。頭がくらくらする。
意識の奥底から声がする。
自分の名前を呼ぶ声
真っ黒な気配
自分の中のもう一人の自分
自分の中の悪魔
楽しい記憶、悲しい記憶
「戦い、争い 醜き人間の、醜き人間の…破滅の時」
「俺がいる限り! 世界は終わらなければいけないんだ!」
「もう、帰ろ?」
「私のこの力を使えば…」「でもそれじゃぁ」
「俺が…俺が…やったのか…あぁああぁぁぁっぁぁぁああ」
「そうだ、お前がやったのだ!」
「きっと…俺が消えれば…それが一番…いいんだ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-09-27 17:43:46
51076文字
会話率:33%
流れる血を見るたびに死ぬことができないたびに思うのだ。
「ああ、また死ねなかった。」と。けれど分かっていたのだと思う。
彼がいる限り、私が命を絶つことなんて出来ないことを。
最終更新:2010-09-22 18:25:19
862文字
会話率:23%
限りなく遠く、果てしなく近い世界で……その世界にも地球はたった一つだった。何の違和感もない世界、たった一つのことを除いては。
その世界には月が2つあった、太陽が2つあった、そして同じ人間が2人いた。世界はそれを「ダブル」と呼んだ。
そんな世
界で少年を不幸が襲う。そんな少年の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-09-22 01:27:02
19171文字
会話率:25%
孝徳帝と対立し、重臣らと共に離反をはかった皇太子・中大兄皇子。
帝と袂を別ち難波の都を去った彼の傍らには、妹であり、孝徳帝の皇后であったはずの間人皇女の姿があった。
指弾も、誹謗も、そして近親相姦の穢れを負う限り皇位には就けないことも覚悟の
上で、二人は手をたずさえ、共に生きた……。
中大兄皇子が晩年まで即位しなかったその背景には、実妹・間人皇女との禁忌の恋があった、という説に基づいて書いた作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-09-19 13:02:42
52436文字
会話率:40%
宮廷魔導士であるテュルーナスは、10代の学生だった時にある一人の青年に出会った事で、自分の志が大きく変わった。青年の名はリシュエル
この名は、もっとも恐るべしと誰もが知る、謎の戦士魔導騎士の名であった。彼はリードと名乗りエル・ソニュル王国に
荷担していた。
この話は、物語というよりも、テュルーナスが知る限りの知人に頼み、魔導騎士リシュエルとう人物について個々に書き綴ってもらい、それを纏めたものである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-09-18 14:20:42
94020文字
会話率:55%
◆桜庭春人さま主催短編企画「アイコトバ」参加作品◆
その先に奈落が待っていようとも、わたしは歩み続ける事だろう。この足が動き続ける限り──。
『彼女』視点で語られる、『彼』と『彼女』の命をかけた追いかけっこ。
最終更新:2010-08-20 23:04:23
3828文字
会話率:19%