廃城の玉座で魔竜の女王が語る。まず感じたのは怒りであったと。向かい合った男が声を押し出す。俺は怒りと共にこの世に生まれ落ちたと。かつて人であった竜と、獣同然に扱われて死に、戦士として生まれ落ちた男。生きる目的を見失い世界から疎まれた二つの力
が出会うとき、物語は幕を上げる。
これは、人になりたい竜と、竜になりたい人の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-29 19:46:25
270103文字
会話率:31%
恋をしていた。彼女の匂いを嗅げば胸が高鳴り、言葉を交わせば周囲が見えなくなる。しかし、なにかが足りなかった。ある時、ぼくは彼女の死体を目にしてしまう。ぼくが感じたのは悲しみでも吐き気でもない、強い肉欲だった。事を終えたぼくの前に現れた女は
一言、「うそつき」そう言った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-29 14:01:16
101455文字
会話率:48%
三〇年前、大規模な損害を人類は受けた。その額はおよそ一〇〇億。地震等の自然災害によるものでもない。生物によるものだった。その生物は我々と同じ哺乳類でもない。昆虫類でも植物でもない。特徴をあげるとすれば……巨大。そして現代の人類ほどではないが
高度な知能を持つ。この生命体を人類はこう名付けた―――精霊と。精霊の存在が認められたのが翌年。その精霊を封印する技術が主体となり発展したのが二〇五〇年代後半。その方法は封印術や物理的対処法までさまざまである。そのような精霊封印を専門に行う者―――精霊封印者が必要となった。そこで先進国各国は精霊封印者の育成場を作った。そんな中、近年新たな封印方法が発見された。それは……封印聖剣――通称聖剣での封印である。聖剣は古代の遺跡から発見されたものだ。聖剣には封印術で使っている術式に似ているものがかかれていた。それも、人類が編み出したものよりも強力なもの。それを量産するために多額の資金がかけられたが、その遺跡は人類以外の物である故に、人工的に同等の能力を持つものを作り出すことは不可能であった。故にそれの早期発見が必要不可欠であった。
西暦二〇八九年、精霊封印者育成機関第六校の第二学年を迎えた少年結城風魔(けつじょうふうま)は力を求めるーー失った父親に対しての復讐を遂行するための力を。そのために必要だと感じたのは聖剣の力。それがあれば更なる力が手に入る―――――。一時期は『精霊の暗殺者』(ゴースト)として精霊に復讐しようとしていた風魔であった。だが、それでは足りないことを風魔は悟ったのだ。全く足りない――――――――力が欲しい――――――。
そうして聖剣を求めた少年の運命は―――――!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-10 23:01:26
54903文字
会話率:53%
疎ましい。
何度そう思ったことだろう。他人の決めた僕が、僕という存在を定義付ける。決して自己を出さず、他人がどう見ているか気になって仕方がない、こんな自分を疎ましく感じたのはいつからだっただろうか。そんな疎ましさを胸に秘めて日々生きていた。
そうした、なだらかな死に向かっている時、ふと、疎ましい原因が何なのかを考え始めた。僕は考え続け、そして気づいた。全ての原因は”つながり”にあるということに。
世界から僕が消えたのは高校二年の夏だった。父さんも、母さんも、クラスメートも皆、僕のことを知らないようだった。
そんな世界で、幸せとは何か、生きるとは何か、つながりとは何か、僕はそんなことを考え始めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-10 21:42:57
13651文字
会話率:47%
最初に感じたのは、雨の冷たさだった。
記憶を無くした少年が目を覚ましたのは、とある静かな森の奥。
冒険のきっかけは少女との出会いと、ちょっとした気まぐれだった。
幾多の人々との出会いと別れ、旅の果てに、少年は何を見るのか?
剣と魔法、異
世界の冒険ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-03 20:55:53
245062文字
会話率:43%
「付き合ってほしい」
そう言われて私が感じたのは――――――――恐怖だった。
最終更新:2016-05-17 15:23:21
1825文字
会話率:31%
【朱の血筋】——生まれ付き強い肉体と優れた記憶力を持ち、15歳に万物が視(み)えるといわれる朱い眼を開眼する。
一○年前、朱の血筋に絶滅の危機が訪れたのは一部の関係者しか知らない。
朱の血筋の少年は五歳という幼さで朱い眼が開眼、
襲ってきたのは未成熟な強い肉体と精神に五歳で背負うには苦痛でしかない洗礼。
精神の崩壊から始まり、苦痛から逃れるために死を選んだ少年は自害を繰り返した。
しかし、強い肉体は死を受け入れない。
永遠に続く精神への苦痛、死を受け入れない肉体、少年が出せる答えは逃避しかなく……朱い眼で視たくない両親から逃げた。
少年の後ろには一人の少女がいた。
出会った時から少年の二歩後ろを歩き、少年の二歩後ろを変わらず歩いていた。
五歳という幼さで両親から逃避した少年と少女に有るのは少年の強い肉体と優れた記憶力、そして朱い眼。
少女には少年を愛する気持ち以外は大きな力は無い。
七年後の一二歳の冬——
少年と少女の間に子供が産まれた。
強い肉体と優れた記憶力を持つ朱の血筋の女の子。
しかし、幸せを感じたのは女の子が生まれたその時のみ。
半年後には、女の子の強い肉体は母親を死の淵に立たせ……女の子の優れた記憶力にはその時の光景や感触が刻まれた。
この物語は、三歳にまで成長した女の子と都会育ちの少年が出会った所から始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-26 14:49:57
216834文字
会話率:51%
煙立ちこめる空中庭園に偶然立ち寄ったときに、堕天死が蒼空という名の無限遠を投射することで体現する球状のカンバスに貼り付けられた奇跡を目の当たりにした。
そのとき感じたのは、混じれもなく”止まったままの時計”であった。
共感してもらえるのか、
それが問題ではない。
だが、そのとき感じた想いを下界の民へと伝えるのが、私の義務なのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-02 21:13:54
1070文字
会話率:0%
異世界から召喚された勇者、|天土命(あまつちみこと)。彼はテンプレ通りに王から魔王討伐の依頼を受けて、魔界へと旅立った。
道中で女僧侶、男騎士、女魔法使いを助け、仲間達と共に覚悟を決めて魔王城へと乗り込んだ。
──結果は惨敗。手傷を負
いながらもなんとか脱出した彼らは、暫くして再び魔王城へ乗り込む。
─そして惨敗。これが幾度となく続き、気づけばもう20回負けていた。精神的に苦しいミコトに更に追い討ちをかけるように、仲間達は彼の元を去っていく。
半ば自暴自棄になりながら魔王討伐へ向かう。玉座の前にたどり着いた時には既に満身創痍。剣を持つ力すら残っていなかった。
薄れゆく意識の中、最後に感じたのは温かな雫だった。
彼は──
「女の……涙は反……則……だろ……」
最後にそう言い残して、意識を手放した。
1ページは少な目です。イチャラブ多めでいきたいな。
更新は遅めです……すいません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-04 16:36:40
41095文字
会話率:50%
開発が中止された火星。開発に使用されているコンピューター、アンドロイドを統括するメインコンピューターであるワタシは、存在意義を失い他のアンドロイドと共にスリープに入った。
変化を感じたのは、地球時間で数ヶ月後。一つのアンドロイドがスリー
プから目覚め、活動を始めた。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2013-08-18 21:08:19
7339文字
会話率:24%
※この作品は他サイトにも掲載されています
ぼく、と最初に口にしたのはいつだっただろう。 足は歩くためのものだと知ったのはいつだっただろう。 優しさに気付いたのはいつだろう。 切なさを感じたのはいつだろう。 希望を抱いたのは、そう、僕がそれ
を信じたから。 信じることを、教えてくれた人が、いたから。 僕の存在理由は、多分。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2012-12-25 00:19:27
3575文字
会話率:8%
ゆめを見た
あまりにも現実味を感じないつまらないゆめを
しかし、ゆめというのはもともと、現実的にはおかしなことばかりなものだ
それでも、そう強く感じたのはゆめの中の自分があまりにも、本来の自分と違っていたからなのかもしれない
―人
は何のために生きる?
幸せになるためだと誰かは言った
―生きる意味とは?
幸せでいることだと誰かは言った
―人生の目的とは?
幸せになることだと誰かは言った
もし、そうだというなら自分の人生はもうとっくに完結しているのだろうよ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-25 01:50:26
1831文字
会話率:18%
いつからだろう。俺が彼女と釣り合わないと感じたのは……。
俺、三輪惇は幼馴染である榎蓮華との間に、途方もない距離を感じる高校1年生。日々の生活の中、彼女との距離を感じながらも、それを出来るだけ感じないように過ごしてきた。
しかし、ある11月
の放課後。クラス委員長である月見山だんごがー告白!? そして、それにショックを受けた蓮華は……。
*別にヤンデレ要素はないので、好きな人はご了承ください。
第1巻『俺とボクとは釣り合わない』
第2巻『天才にはあと1歩が足りない』
【指定キーワード】
美少女 告白 キス 高校生 ボクっ娘 現実主義折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-19 00:00:00
27287文字
会話率:37%
物心ついた時から両親に殺し屋として育てられた主人公
初めて人を殺したのは7歳
殺し方はロープでつるした
しかし、主人公が殺した時に感じたのはただの罪悪感だけだった
そんな感情を抱きながら主人公は人を殺した
そしていつしか、人を傷つけるときに
感情を出さないようになった
そして、年齢相応に恋心を抱いた
それの相手は2歳年上の先輩
彼女を好きになって、彼女に告白をして、恋人同士にもなった
でも、それも儚い物語
彼女の突然の死
13歳の彼は嘆いた
その事故を探った。隅々まで取り残しがないように・・・
そいて、行きついたのは・・・殺し
なら、だれが殺したのか・・・それは紛れもない育て親
父と母だった
何度も洗ったが殺したのは両親
それを問い詰めようした頃もあったが、最終的にはしなかった
最後に・・・主人公がとった行動は復讐だった
父と母に真っ向から挑み・・・勝った
紛れもない勝利だった
しかし、違った
殺した時の悲しみ
それは自分が背負っていく罪
罰は生きていくこと
それはなによりもしんどくて、なによりも過酷なものだった
時代は変わり春
高校2年生になった主人公
今もまだ続けている殺しの仕事
そして、主人公の目的が完全に変わっていた
人を殺す
それが何よりの快感となり・・・やめられなくなっていた
しかし、それに反するように罪悪感も増えていた
これからさき
主人公が進む道はいばらの道
しかし、その入り口で出会った
最高で最後の・・・恋の話
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2012-03-06 23:00:00
7364文字
会話率:48%
大切なモノを失って感じたのは無だった。
最終更新:2010-10-13 15:48:39
318文字
会話率:0%