一人暮らしをしている学生・アサミの元に小包が届いた。が、届け先の宛名が違う。どうやら運送業者の配達ミスらしい。中には手紙が入っていて……。【夏のホラー2010:投稿作品】
最終更新:2010-08-07 17:00:00
5009文字
会話率:17%
ある求人情報をもとに、メーカー指定運送会社の契約ドライバーになった稲田久志。その日に連絡を受け、業務仕様通りにトラックを運転し、指定の倉庫に家電品を運ぶ、そんな深夜労働である。倉庫の主は清水仲道と言った。久志に気安く接するが、倉庫の中に通
すことはなかった。ある夜、巡回中の警官からトラック襲撃事件の話を聞き、久志はあるアイデアを得る。それは業務仕様にある「検閲」の実態を知るために思いついたものだった。折しもその夜、久志は倉庫に入る機会を得、外箱に不自然な凹みがある家電品が置かれているのを見る。思いついた仕掛けは早速三日後に試されることになる。
三日後、久志はいつもより三十分早い検閲と納品の指示を受けていた。卸売を受け持つ倉庫では買い付けも行われる。この日はその買い付けに立ち会う名目で久志は呼ばれたのだった。豊川勢至と名乗る買付人は曰く付き品の専門。それらを買い叩くように取引を進めていく。不正ではないが、久志の疑問は大きくなる。自身の運転で生じた不具合ではないことを示す必要もあるが、清水が買い叩かれずに済ませるためにも重要だ。しかしながら、仕掛けによって得られた証拠は不十分な結果に終わった。
久志は再度仕掛けをセットし、業務に臨むが、その日の検閲では不審な動きは確認できず、空振りとなる。だが、収穫はあった。
先のパトロールで会った女性刑事、森下若葉は襲撃事件の真相を追っていた。久志はそれに乗る形で、証拠の獲得に万全を期す。台風が近づく夜。業務を終えた久志はトラック車庫に戻り、仕掛けを確かめようとするが、何者かによってすでに見破られてしまっていた。すると、記録済みの証拠を取り戻そうと、見覚えのある車とともに男が現れた。事態は一気に緊迫する。
久志がこの仕事に就いたきっかけ、二年前の台風の夜の事件、そして真の黒幕とその隠された理由などがこの嵐の夜に明らかになっていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-07-30 22:15:19
15018文字
会話率:62%
ある日、ジムはある“箱”の運送を依頼される。それは太古からの遺物か、或いは……
最終更新:2010-07-01 22:15:12
2584文字
会話率:18%
少年は空を走る――
東のはしっこの空に浮かぶ島にある街、ロックリバー。少年エディ・バートンは、ロックリバーに支店をおく、ベクターズカンパニーという運送会社の新人自転車配達員。彼は空を走る三輪自転車に乗って、毎日周辺の村に手紙を届けている
。
これは彼が手紙を届け始めておよそ二ヶ月、風薫る晩春と緑濃い初夏の間の短い期間に世界の隅っこで起きた、通り過ぎる風のように儚く、朝焼けに染まる雲ような淡い色をした事件。
ある日、エディは得意先の占師、モーゼフからベクターズカンパニーのサービスの一つ『差出人戻し』の依頼を受ける。それは、抱えるほどの大きさの不振な箱だった・・・
大昔、マジになって書いた、初めての物語りです。オリジナルです。しょっぱい文章ですみません;折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-06-06 23:21:22
98889文字
会話率:33%
【今更ですが、しばらく休載します。】これは、素直でやさしい主人公の礼一が、周りの人たちに振り回されたり、自分自身に振り回されたりするかもしれないお話しです。4月19日から1話から色々と直していきます。直したやつは「#」があり、ないやつは直せ
てません。数字がないのはここまでのあらすじのようなもので、直すのにあたって消すかもしれません。今まで読んでくださった方、すいません!内容自体はそんなに変わりません、良くなるか変わらないか、あるいは悪化するかもしれませんが、精一杯頑張ります!5月3日、「#」あるやつとないヤツでは話がずれていきます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-11-04 00:26:51
76043文字
会話率:45%
なまけモノだが口だけは達者だと思っている小山舞子、自堕落な生活に終止符を打つべく山田運送株式会社の経理の職を得る。これで実家暮らしでの肩身の狭い生活から脱却できると安心したのだが・・山田運送にはとんでもない秘密があった。
最終更新:2008-04-27 12:04:58
7430文字
会話率:52%
元治はトラック運送の途中でコンテナの屋根の上で昼飯を食べるのが習慣だ。そこにトラック仲間の優希が一緒になってピクニックしようと言う。
キーワード:
最終更新:2007-11-18 16:02:04
1968文字
会話率:47%
とある運送会社の創設から繁栄、没落までを図らずも導いた老人が第二の人生として選んだのは、時代錯誤な紳士サンタクロース!?己の正体を悟った老人が即興で設けた有限会社に、屈折した因果と微々たる下心を要因に雇われる事となった並木隆慈。「他人に優し
くなんかしてどうなる?」――冷めきった隆慈は言い放つ。季節は冬へと移り変わり、凍てつく雪のように降り積もるシビアな現実は、次第に隆慈の纏う“心の外套”を剥がしてゆく・・・。(寒さと温かさが溢れる一冬の物語。サンタに代わって届けます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-09-03 16:54:38
46815文字
会話率:27%
燦々と照りつける真夏の太陽・・男は一日の仕事を終え渋滞する街の中を車でいつものようにダラダラと運転して帰路についていた・・そんな中養豚場へ運送されるブタの群れとすれ違う・・その時一瞬時空が止まった・・
最終更新:2007-05-04 09:24:44
2554文字
会話率:18%