強力な電波塔を備える避雷島と呼ばれる離れ小島。そこでは少数の人々が生活していた。現在の雷に怯える日本では、政府による対策により避雷島に雷を集中させることに成功する。とは言うものの落雷は未だに増加しており、落雷による事故件数は日本を悩ませてい
た。落雷事故により恋人を亡くした被害者の一人、白砂海灯は避雷島の噂を耳にしてしまう。そこでは、亡き人と会話をすることを可能にする宗教団体が存在していると伝え聞く。避雷島を訪れるための条件は厳格であり、特別なもののみだけが行く機会を得られる。奇跡に縋る海灯は避雷島へと出向く決心をつける。しかし、奇跡の対価として会話を望む亡き人の心臓を持参することを要求される。そこで、始まる争いなど思いもしない海灯は要求を受け入れるのだが......折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-03 12:14:16
5632文字
会話率:15%
「今でも、俺は―――」
過去を捨て、過去に縋る彼女は、そうして全てを葬るだろう。
*個々の正義を振りかざしあうちょっぴりダークなファンタジー。
最終更新:2010-11-04 19:09:43
21790文字
会話率:37%
愛しい彼女を失った少年、彼女との思い出の場所である自然公園で自然には存在しない黒い彼岸花を見つける。黒い彼岸花は死者を蘇らせる事が出来るらしい噂を少年は鵜呑みにし縋る。
最終更新:2010-09-15 01:34:05
2287文字
会話率:31%
――雨は嫌い。貴方を思い出させるから。ねえ、だけど君は縋る私を許してくれる?
最終更新:2007-07-26 03:21:45
1665文字
会話率:32%