近所の酒屋、桝清の店主ジンさんは、九州の炭鉱地帯の出身である。第四話は、そのジンさんの悪友たちとの思い出話。さて、その話だが。お盆前の夏の盛り、中学生のジンは、悪友三人と国鉄に乗って隣町の繁華街に遠征した。ところが金庫番の友人が軍資金を忘
れ、炎天下を家まで歩いて帰るはめに。あまりの暑さに、四人は早道をしようと、山を横に抜ける隧道に足を踏み入れた。夜のナイター中継までには帰り着くぞと、意気揚々と立ち入り禁止のトンネルを突き進む四人だが、やがて何かが可笑しいことに気付く。道が下りになっているのだ。慌てて引き返すも、また道は下りに。どんどん足元の勾配が急になる。やがてトンネルは古い坑道に変わり、四人の前方、闇の中に異様な光景が現れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-26 18:00:00
28171文字
会話率:26%
ちょっとまえにかきました
最終更新:2016-11-15 17:21:01
1611文字
会話率:38%
いつ、だれが造ったとも知れぬ巨大な底なし穴、「大竪穴」。
そこは奇怪な獣や先住民『うちびと』と、失われた文明の遺産や宝を狙い住み着いた外界人が雑多にひしめく世界だ。その片隅で探偵社を営むのが「私」、ベク=ベキム。黒いフェルト帽と、蜥蜴の顔を
持つ男――欲望と謎の渦巻く幻想世界を、軽口を携えて冷血の探偵は駆ける。異世界ハードボイルド・ファンタジー。
※「冷血探偵」は連作シリーズです。
時系列順にはなっていますが、各章ごとに完結しているのでどの章からでもお読みいただけます。
最新シリーズ: 涯(はて)なき夢の涯
メイユレグ蜂起からひと月あまり。空中市場とともにジャムフは奈落に消え、それと入れ替わるようにして大竪穴の底からは「神の狂気」としか言いようのない奇妙な生物群が群れをなして登って来ていた。
そんな中、ベキムは赤鎖隊隊長ロイから、思わぬ依頼を受ける。大災害の後処理をするため開かれる外王国との会合において、外王国の「大竪穴封じ込め」工作を阻止してほしいというのだ。ベキムはロイと共に第1大隧道へと登るのだが……!
イユル=ゲマフを巡る謎と、大竪穴の狂乱に、今終止符が打たれる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-27 04:27:31
1476091文字
会話率:45%
人と鬼はかつて、同じ地に共に生きていた。しかし、鬼によって地を奪われた人は新たな地を求めて散々になった。自身は防人としてある使命を遣わされ、祖国から離れた地に旅立つ。
そこで出会った者たちは敵として自身に戦いを挑み、やむなく刃を交える
こになる。死に抗ったばかりに自身は汚い手で生き残り、黄泉に旅たった者を哀れんだ。
それから大切に思うようになった者とその地にある町の近くで傷を癒し、大切な者のために野盗の洞窟へと向かう。隧道(トンネル)の崩落により、閉じ込められた自身たちは風を頼りにして奥へと脚を進めた。
そこで遭遇したのは毛の生えた蜘蛛の混蟲(クリーチャー)や人よりも大きいオヤドガグモも呼ばれる混蟲。対抗する武器も少なく、自身は窮地に陥ってしまう。その危機を救ったのは――。
洞窟から外に出ると野盗のような二人組と出会って……。
―お知らせ―
旧題名「スティール・ハート2」です。2015年3月7日より題名を「祖国の防人と壁町の弓射手」に変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-05 13:00:00
46816文字
会話率:63%
幼なじみと村へ帰る途中、トンネルに差しかかる。ここはいわく付きの場所で、昼間でもあまり通りたくないところだった……。
最終更新:2014-09-20 06:40:19
1556文字
会話率:16%
地元では輪廻隧道と呼ばれる、長いトンネルに入った男。車を走らせていると、突如閃光がして――。
この作品は過去に以下のサイトで同名タイトルで投稿した作品を改稿したものです。
http://novel.tagajo.tv/pc/
最終更新:2014-08-29 20:21:25
1357文字
会話率:16%
一つ読んだら大体似たような話なので、何も10本[11本]も書かなくてもいいだろうと思える消えちゃう?がテーマのショートショートその七の巻
最終更新:2012-08-27 09:17:04
1556文字
会話率:29%