先のことも考えず、愚かな誘惑に負けて犯罪行為に走る学友を軽蔑する主人公だったが…。
最終更新:2018-01-10 04:47:11
3438文字
会話率:4%
君は軽蔑するだろうか。手紙でしか、何も言えない俺のことを。
「文学フリマ短編小説賞2」で優秀賞を頂き、「小説家になろう 短編集2」に収録されました。
最終更新:2017-05-15 19:29:37
2686文字
会話率:0%
自分が機械だと気づき始めた少女。
恋人のために、機械になろうとする少年。
やがて老いていく身体に意味を見いだせない女。
言葉の話せない動物を軽蔑する男。
発達した科学の中で、愚かになっていく人間と機械を、魚たちは笑っていた。――
蒼い蒼い空を、悠々と泳ぎながら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-25 00:56:58
13011文字
会話率:36%
――私に残されたのは、余命わずかな妹の恋人。
高1の春、多美は長く病気をしていた妹の実加を失い、新しい生活を始めた。妹が亡くなった後に、多美が受け取った遺書には、ただ一人の名前があった。「お姉ちゃん。梓を、どうか、お願いします。」
妹の最初で最後の恋人の後を頼まれ、多美は彼――梓の元へ訪れる。自身も病床にある梓は、すでに生きる意欲を失っている「のっぺらぼう」だった。
「無理なんかしなくったって、そのうちいくしね」
そんな風に言う彼を看取るために、多美は病院へ通い続ける。
そしてあるきっかけで、多美は彼が妹とかつて起こした、そして二人を危ういくらいに近づけていた心中未遂の真相を知ることになる。
「きっと俺のこと、軽蔑すると思うけど、聞く? 俺と実加ちゃんの思い出」
新しい生活、新しい友達を得て、そして疲れ果ててしまった家族を支えながら、多美は次第に梓に惹かれて身動きがとれなくなっていく。
「俺、今すごく弱ってるから弱音吐くけど」
そして「のっぺらぼう」の梓もまた、多美の存在がきっかけで、苦しい戦いを強いられていく。
「そばにいて」
ただ叫びたいほどに思うのは一つだけ。
「どうして、私は、この人の明日を望んではいけないの」
残り少ない時間の中で、二人はそれぞれの恋に、生き方に、どう決着をつけるのか。
よろしければ、見守ってやってください。
ジャンルでいえば、ストレートな青春小説になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-20 22:00:00
103173文字
会話率:53%
恋に敗れた友が訪ねてくる。
夫の武夫を意識して装った友を軽蔑しつつも
ずるい自身をも軽蔑する主人公の思い。
最終更新:2013-08-28 09:20:09
945文字
会話率:22%
深夜、犬上は仕事に赴く。パートナーの工作により目的地への侵入は容易に果たせる。買収に応じる警備員。セキュリティシステムを売るエンジニア。犬上は連中を軽蔑する。そして最奥部には銃を構えた男達が。ここからが犬上の仕事。 殺人描写があります。(
「部屋の向こう側」から改題しました)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-20 02:00:15
4428文字
会話率:50%